【じゅらい亭RPG】

−RPG的リレー冒険小説(1)−

進め!空想世界迷走暴走借金冒険者軍団!



−僕たちの冒険は、唐突に始まった−


じゅらい亭RPG 投稿者:Landa  投稿日:12月16日(火)09時55分07秒


「ここなんだな?」

幻希はじゅらい亭の最深部の壁を見据えて隣にいるレジェに尋ねる。

「多分、いいんじゃないかな?」

と適当な答えを返すレジェ。

「ついにじゅらい亭の地下迷宮への扉が開かれるんですね!」

と焔帝。隣には瑠祢亜もいる。

「じゃぁ、行くぞ、『滅火』!」

幻希が『滅火』を壁に叩き付ける。壁はあっさりと粉々になり、大穴が開いた。

そして、その壁の向こうには、夢にまで見た(?)、じゅらい亭と繋がってる
古代遺跡の地下迷宮が姿を現した。

「よし、行くぞ!」

と幻希は壁の向こうに移動したがレジェを焔帝がついて来ない、振り替えると
『滅火』で破壊した壁の破片が二人に刺さっていた。瑠祢亜は、焔帝を盾にし
て無傷である。


          ・・・気を取り直して・・・


壁を越えた幻希達はすぐに気配を感じた・・・自分達が始めて入ったはずの
地下迷宮の中に、そしてその気配は少しづつ近づいてきた。

その気配の正体は−。


1)何故か店の主じゅらいだった。

2)この前の宴会でレジェに空間を飛ばされたフェリシア使いだった。

3)ファンタジーらしくいきなり魔物だった。



(2)を選ぶぜ! 投稿者:幻希  投稿日:12月16日(火)09時58分09秒


というわけで(何が?)、そこにいたのはフェリシア使いだった。

どういうわけか気絶して倒れていた。

「な・・・何でフェリシア使いがいるんだ?」

「私に聞かないで・・・」

幻希の呟きを自分への問いと取った瑠祢亜がそう言う。

「ここには俺達が初めて入ったはずだよね?」

焔帝もそう言う。

そう。

人が「初めて」入ったはずの場所に何故かフェリシア使いはいるのだ。

だが、その謎は次の瞬間、レジェンドの呟きによって粉砕された。

「あ・・・。もしかして・・・この間の空間歪曲が・・・・・・」

「え?・・・・・・あっ!」

レジェンドの呟きに一瞬、疑問符を浮かべた後、焔帝が納得顔になる。

「どうしたんだ?」

「えーとね・・・実はこの間、レジェレジェガーになって、空間歪曲をフェリさんに
使ったんだよね?そしたら、それからフェリさん行方不明になっちゃっててねぇ・・・。
まさか、こんな所にいたとはね♪」

「全部お前のせいかぁぁぁあああああっ!!」

グッ!と拳を握ったレジェンドの脳天を幻希の空中3回転1回ひねりカカト落としが
直撃した。

「ぐはぁっ!!」

「う・・・うーんにゃ・・・・・・」

レジェンドが倒れると同時に、フェリシア使いが目覚める。

「気がついたのね、フェリさん!」

慌てて、瑠祢亜がフェリに近づく・・・。その時!



(1)フェリシア使いが狂暴かして襲いかかる!

(2)フェリシア使いが空腹を訴える。

(3)今度こそ魔物登場!

(4)瑠祢亜がコケる(爆)

長くなっちまったな!じゃ!続きは頼むぜ、焔帝!! 


(4)だっ!(爆) 投稿者:焔帝  投稿日:12月16日(火)20時04分46秒



「フェリさんっ!大丈ぶっ?!」

何の脈絡もなくいきなり瑠祢亜はコケた。

「大丈夫か瑠祢亜ちゃん?」

フェミニストの幻希がいち早く声をかけた。レジェンドも続けて声をかけたが、
兄である焔帝は全くの無関心を装っている。

「なんだか兄貴が声をかけなかったのはちょっとむかついたけど、とりあえず
大丈夫よ」

「しかしいきなりコケるなんてどうしたんだ?いつもの瑠祢亜ちゃんなら軽く
踏みとどまるのに」

心底不思議そうに、幻希が尋ねる。

「それがね、なんだかさっきから体の調子がおかしいのよ・・・」

「おかしいって、どんな風に?」

「うん、なんだか蛇に睨まれた蛙みたいに体が思うように動かないの・・・」

レジェンドの問いに瑠祢亜が答えた。実際、ここに入ってきた時に比べると今
の瑠祢亜の顔色はお世辞にも良いとはいえない。

「どうせまた拾い食いでもしたんだ・・・ごふっ!!」

焔帝のつぶやきに瑠祢亜は水月に蹴りをたたき込んだ。毎度の事ながら実の兄
に対しても容赦がない。

「まぁ、気にすることないさ。きっと貧血か何かだろう」

我ながらそんなことあり得ないな、と思いつつ幻希が言った。

「そんなことより、いつの間にか忘れ去れてるフェリシア使いのところにいこ
うぜ」

「そうそう、あれだとフェリシア使いさんがあんまりにも可哀想だよ」

レジェンドも続けて言う。

「そうね。そうしましょ・・・・」

何気なくフェリシア使いがいるところから、3m程横の壁を見た瑠祢亜がいき
なり硬直した。

「ん?どうした瑠祢亜ちゃん?早くフェリシア使いのところに行こうぜっ!」

「瑠祢亜さん?」

「瑠〜ちゃん?」

3人が声をかけるが瑠祢亜は固まったままだった。が、いきなり訳のわからな
い言葉(?)をつぶやきだした。

「ききききききききき・・・・・・・・」

「ききき?瑠祢亜さん、猿の真似ですか?」

レジェンドが尋ねるが、次の瞬間そのつぶやきは叫び声に変わった。

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!へ、蛇ぃ
ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!」

そう叫ぶなり瑠祢亜はいきなり炎輝吼の連発を始めた。

「蛇?あ、ホントだ」

瑠祢亜が見ていた方向を見て幻希がつぶやいた。

「瑠祢亜さんって蛇が苦手だったんですか?」

レジェンドが焔帝に尋ねた。

「うむ。あいつ昔から蛇だけは苦手でなぁ、蛇を見ると自分の周りのものを完
全に破壊しつくすまで暴走する癖があるんだ♪」

何故か焔帝が嬉しそうに話す。

「だったら僕たちも危ないじゃないですかっ!」

「なんとかしろっ!焔帝っ!」

こうして話している間にも瑠祢亜は炎輝吼を連発している。

「まぁまぁ、落ち着いて2人とも。こんな事も有ろうかと、ちゃぁ〜んと催眠
ガスなるモノを持ってきたんですよ♪」

と、焔帝は持ってきたザックから催眠ガス(スプレー)を取り出す。

「おおっ!焔帝にしては準備が良いじゃないかっ!」

「そんなことより、早くそれを使って瑠祢亜さんをおとなしくさせて下さいよっ!
このままだとこっちにまで被害がまわってきますよっ!」

事実あたりはすでに焦土と化しており、目標をこちらに移すのはもはや時間の
問題だった。

「了解っ!それではプシュッとな♪」

焔帝は瑠祢亜に光の速さで近づくと催眠ガスを吹き付けた。

「これで大丈夫ぅぅぅ〜っ!!!」

スプレーを吹き付けて得意顔の焔帝の顔に瑠祢亜のナックルパンチが飛んだ!

「どうしたんです?!全然効いてないじゃないですかっ!」

「あり〜?おかしいなぁ〜?」

レジェンドの問いに焔帝は不思議そうに催眠ガスのラベルを見た。

「あっ!」

「どうした焔帝?!」

「これ賞味期限が切れてますがな♪」

「ちゃんと使えるモノ持ってこんかぁいっ!」

幻希の全力で放った滅火が焔帝に直撃した。

「おひぃぃぃぃぃぃぃっ!!」(焔帝気絶)

「まったく・・・こんな阿呆に少しでも期待した俺が馬鹿だった・・・」

幻希はうんざりとした表情で言った。

「そんなことより幻希さん!どうするんですかっ!本気でまずい状態ですよっ!」

「くっ!・・・・・」

レジェンドの言葉に幻希は焦りを感じ始めていた。『このままでは俺様の野望は
パァ〜だっ!』と・・・。

更にレジェンドは全く関係のないことを考えていた。『催眠ガスの賞味期限って
なんだろう?』と・・・。

そんなことを考えている間にも瑠祢亜は2人に近づきつつあった。

その時2人(3人)は・・・・・・


(1)全力で瑠祢亜を止める

(2)とりあえずフェリシア使いのところに行く(笑)

(3)成り行きにまかせる

すまんっ!何かめちゃくちゃ稚拙な文章だっ!!(^^;;;;
とりあえず誰か続けてくれっ!


(2)で行きます 投稿者:Landa  投稿日:12月17日(水)11時15分09秒



「そういえば、フェリさんは大丈夫かな?」

二人はすぐにフェリのもとに駆け寄った。どうやら、まだ被害は無いらしい。

「くぅ、レジェ、まだ起きて間も無いフェリを連れて逃げろ!」

と幻希は暴走する瑠祢亜を見ながらレジェに言った。

「幻希さんは、どうするの?」

「俺は焔帝を助けて後を追う。急げ、早くしないと巻き込まれるぞ!」

と言いながら倒れている焔帝のもとに向かう。

「よし、急ごう。」

とレジェはフェリを抱きかかえて急いで近くの十字路(洞窟内の)を右に
曲がった。

「−−な、何だって!?」

曲がったレジェは驚愕した。と、そこに焔帝を連れた幻希がレジェの後を
付いて来た。

「なにやってんだ!ここって袋小路じゃないか!」

と幻希がレジェを叱咤する。

「ご、ごめんねぇ。運が悪かったですねぇ〜♪」

「こ、こいつは!」

と幻希がレジェをどつき倒そうとした時、

「猫ロケットパ〜ンチ!」

「グハァ(吐血)!」

何時の間にか起きていたフェリの必殺技がレジェを弾き飛ばす。

「ひ、ひどいや・・・。」

と血まみれのレジェが何とか立ち上がる。

「フェリ、起きたのか?」

「うにゃ♪良く寝たにゃぁ♪」

「これで全員揃いましたね・・・。」

と焔帝が言う。彼も何時の間には治っていた。

「全員って、瑠祢亜さんがまだなんじゃ?」

とレジェが言うと

「実はもうそこに来てますよ♪」

焔帝に言われて振り向くとそこには瑠祢亜がまるで獲物を見るかの
ごとくこっちを見ていた。

「やぁぁぁぁーーーー!」

いきなり、瑠祢亜は炎輝吼を連発して来た。



1)ここは幻希に瑠祢亜を気絶させてもらう

2)何時の間にかレジェが使えるようになった『即時召喚』でnocを召喚

3)焔帝と瑠祢亜の偉大なる兄妹愛の力で瑠祢亜を目覚めさせる

4)その時颯爽と誰かが現れる

5)運を天に任せる

すみません、適当で(^^; 次誰かお願いします。



初めてだけどよろしくな!(3)で行くぜっ! 投稿者:紅流星  投稿日:12月19日(金)21時16分08秒



「やぁぁぁぁーーーー!」

いきなり、瑠祢亜は炎輝吼を連発してきた。

「焔帝さん!あなたにとって瑠祢亜さんは大事な妹さんでしょう。あなたはいつも妹の
ことを大切に思ってきたはずです。その”兄妹愛”があれば、瑠祢亜さんにも想いが通
じるはずです。さあ!頑張って下さい」

「・・・レジェさん、普段の私達のどこを見たらそんな意見が出て来るんです?」

どこかうつろな声で、焔帝はつぶやく。

「でも他に有効な方法はないぜ!俺の「滅火」だと、瑠祢亜も無事じゃすまないしな!」

飛んでくる炎輝吼をかわしながら、幻希は叫んだ。

「私は別にそれでもかまわ・・・ぐほっ!」

全てを言い終える前に、焔帝に炎輝吼が直撃した!

「・・・ひょ、ひょっとして、もう、意識は戻ってるんじゃ・・・?」

「そんなことあるはずないにゃぁ!バカなこと言ってないで早くするにゃぁ。もう避け
続けるのも限界だにゃぁ!」

フェリが悲鳴を上げる。よく見れば、尻尾の先には軽く焦げたような跡があった。

直撃を受けた焔帝はというと、全身をこんがりと焦がしながらも、何故か軽傷で済んで
いた。

「・・・仕方ないですねぇ。本当はやりたくないんですけど・・・」

焔帝の表情ね、真剣さが加わる。

焔帝はこほんっと咳払いを一つしてから、瑠祢亜に向けていった。

「瑠ーちゃん!もう止めるんだ。蛇なんか怖くないんだ。いつも兄さんが守ってきてやっ
たじゃないか。これからも守ってあげるよ。だからもう怖くない。早くこっちに戻って
おいでよ」

「きゃぁぁ・・・・・・・・・・・・ぁぁ」

その瞬間、瑠祢亜からの砲撃が、止まった。

「おおっ!」

全員から感嘆の声があがった。

焔帝は、静かに瑠祢亜に近づいて、囁くように続ける。

「瑠ーちゃん、瑠ーちゃんがいないと兄さんはとても困るんだ・・・」

次第に、瑠祢亜の表情が穏やかになっていく。焔帝はなおも続けた。

「だって、瑠ーちゃんがいないと・・・・・・兄さんは誰の財布から小遣いを取ってく
ればいいんだい?」

ピクッ

瑠祢亜の顔から一瞬、表情が消えた。焔帝の言葉はさらに続く。

「瑠ーちゃんのそのせこい貯蓄癖があるからこそ、兄さんは無駄遣いができるんだよ」

ピクピクッ

表情の無かった瑠祢亜の顔に、暗い炎が宿る。

他の皆には背中を向けているので、誰もその様子には気付かない。

焔帝もそれには気付かずに、明るい声で言った。

「だから、早く正気に戻ってよ、兄さんの楽しい生活のためにね」

ピクピクピクッ

瑠祢亜のからだに、鬼神が降臨した。

瑠祢亜は黙って、両腕を天に差し向けて、呟いた。

「・・・ふ」

その様子を見て、焔帝は言った。

「お、正気に戻ったようだね。よかったよかった。これで私の生活はまだまだ安泰だ。
ん、どうしたんだい瑠ーちゃん、そんなにふるえて?」

焔帝は瑠祢亜の顔をのぞき込んだ。

その瞬間、瑠祢亜の心が爆発した!

「ふ・ざ・け・る・なぁぁぁぁーーーー!!」

「や、やばいっ!みんな、伏せろっ」

いち早く危険を感知した幻希が、全員に警告を発した。

瑠祢亜は、天に向けた両手を一気に振り下ろす。

「みんな消し飛べっ!炎輝吼っ!!(×100)」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!」

悲鳴を上げる暇もなく、焔帝は壁を突き破って吹き飛んでいった。

「やっぱりぃぃぃぃぃーーーーーー!」

辺りには焔帝の叫びがこだました。

瑠祢亜は焔帝の飛んでいった方向を一瞥して、吐き捨てた。

「ふんっ!失礼しちゃうわっ!」

かろうじて難を逃れた幻希は、尋ねた。

「おい、どうすんだ、この状況?」

「・・・ま、まあ、瑠祢亜さんは元に戻ったんだし、と、当初の目的は達成したとし
て、いいんじゃないでしょうか。あは、あはははははは」

乾いた笑いをあげながら、レジェは呟いた。

「いいわけないにゃぁ」

フェリは溜息をつきながら、呆れた声で言った。



(1)れじぇんどは正気に戻っていった。
  「そ、そうですね。いいわけないですよね。すぐに焔帝さんを救出に行きましょう」

(2)肩をいからせながら、瑠祢亜は怒鳴った。
  「いいわよ、ほっといて!早く先に行きましょっ!」

(3)辺りを警戒しながら、幻希は呟いた
  「おい、どうでもいいけど、今の騒ぎのせいでなんかよってきたみたいだぜ?」


とりあえず、初めてなのでお約束、ということで(笑)
話もなんか無理があるかもしれないけど、まあそこは御愛嬌。
それでは、次の方頑張ってね。(焔帝さんすいませんっ)



(3)だす♪ 投稿者:ミカド  投稿日:12月20日(土)08時00分53秒


「おい、どうでもいいけど、今の騒ぎのせいでなんかよってきたみたいだぜ・・・」

幻希が警戒の声を上げた

「え?」

一同が周囲を見回すと確かに何かがこちらに集まってきているようだ。それは虫だった。

いや、体長3mも有るものを果たして虫と呼ぶのか。それが何匹もこちらに集まりつつ
あるのだ。

「ま、まずいにゃぁっ!このままだと囲まれてしまうにゃぁっ!」

フェリが焦りの声を上げた。確かにこのままでは完全に虫に囲まれるのは時間の問題だ
ろう。

「くっ!おい、レジェっ!なんでじゅらい亭の地下にこんなもんがいるんだよっ!」

「僕に聞かないでくださいっ!そんなことより、今はこの虫みたいなヤツをなんとかす
るのが先決ですよっ!奴等、今はまだ襲って来ないようですが時間の問題ですよっ!」

幻希の問いにレジェはそう答えた。確かに虫達はまだ襲ってこないようだが、包囲され
れば襲ってくるのは目に見えていた。

「そうですよ幻希君っ!」

「のわっ!いつの間に復活した焔帝っ!」

「さっきです」

光の速さで復活した焔帝もレジェの意見に賛同した。

「まぁ馬鹿兄貴が復活したのはいいとして、どうする幻希君?逃げる?」

瑠祢亜が幻希に尋ねた。

「馬鹿言っちゃいけないぜ瑠祢亜ちゃんっ!ここは闘うに決まってるだろっ!」

幻希が『当然』といったふうに答えるがフェリがそれに反論した。

「でも幻希さん、この数は半端じゃないにゃぁ。ここは逃げた方が・・・」

「逃げたけりゃお前だけ逃げなっ!俺は闘うぜっ!」

フェリの反論を幻希は一蹴した。

「やれやれ、あいかわらず無謀な人にゃぁ・・・・」

しぶしぶとフェリもファイティングポーズをとった。

「しかしフェリさんの言うとおり、この数は半端じゃないですよ。何か策はあるんですか?」

レジェが幻希に尋ねた。

「策は・・・・・」



1)「あるぜっ!」幻希は自信満々で答えた

2)「全くないっ!」幻希は胸をはって答えた

3)「策はありますっ!」どこからともなく現れたnocが答えた

すまん、何かもの凄くいい加減だ。(^^;;;
というわけで誰か続けて♪



(1)で行きましょうっ! 投稿者:ゲンキ  投稿日:12月20日(土)14時09分20秒




「策はあるぜっ!」

 唐突に幻希が言った。

「あるなら早く教えてにゃあっ!?」

「まあ、良く見な♪」

 フェリの言葉に幻希が前方を指差す。

「ここは袋小路。虫共は前からしか来ない。ついでに言うと、この通路の幅ならあの
デケェ虫が一辺に襲って来れるワケは無い。せいぜい、一度に2・3匹ってとこだな♪」

 なるほど。

ここの通路は結構広いのだが、体長3Mもある虫達では一度に全てがかかって来ること
は無いだろう。

「そうだね。それなら僕達でも何とかなります」

「偉い、幻希君!」

 レジェと瑠祢亜が喜ぶ。だが、焔帝だけは虫を見ながら深刻そうな顔をする。

「焔帝さん、どうしたにゃあ?」

「いや・・・、あの虫・・・遠距離攻撃とかは出来ないのかな?と、思いまして・・・」

 と、その時ちょうど虫達の1匹が口(?)を開いた。

バシュッ!

「おっと・・・・・・」

「にゃっ!?」

 何かが虫の口から飛び出し、それを幻希が掴む。フェリの目前で止まったそれは、
小型の虫だった。幻希の手の中でカサカサ動いている。それは、幻希の手に噛みつ
こうとしたが地面に叩き付けられ踏み潰される。

「や・・・やっぱり!?」

「どーするにゃ、幻希さん!?」

「あー・・・・・・考えてなかったなぁ・・・」

「ちょっとぉぉぉぉおおっ!!?」

 皆から非難される幻希。だが、虫達は一斉に口を開く。

前列の虫だけだから多くて4発程度が放たれるだろう。

「幻希・・・・・・どうする・・・?」

「さあな・・・・・・あ、そーだ」

 幻希がポンと手を打つ。何かを考えついたようだ。



(1)幻希が天井を崩して虫を潰そうとする。

(2)とりあえずレジェと焔帝を投げつける。

(3)問答無用で滅火。

(4)壁に穴を開けて逃げる。

(5)レジェにnocを召喚させる。

適当に考えました。(笑)
では、次の方頑張ってください♪


(1)で行きます。 投稿者:Landa  投稿日:12月23日(火)00時56分13秒



「よし、天井を崩して虫をつぶすぞ!」

そう言い幻希は力を右手に集め天井に向かって放とうとする。がしかし、
そこにフェリの声が入る。

「待ったにゃ!ここはじゅらい亭の地下迷宮にゃ、ここで天井を破壊すって
ことは上にも被害がでるにゃ!そうすれば借金の増えることは請け合いに
ゃ♪」

何故か嬉しそうに音符マークをつけながらフェリ。実はじゅらい亭の一部で
は幻希が一体どれぐらいまで借金することになるか、トトカルチョが行われ
ているのである(いいのか?)。

「そ、そういえば――ってあっ!」

他のことに気が向いたせいで右手に集めた力が勝手に虫の上辺りの天井に
飛んでいく。

ドゴォン!

天井が崩れ先頭の三匹の虫がつぶれる。どうや幻希の放った力はまだ弱かった
らしく天井を貫くなんてことはなかった。しかし、天井に潰されなかった虫が
こっちに向かって来た。

「あぁ、次の虫が来ますよ。」

「どうするの幻希君?」

と焔帝と瑠祢亜が幻希に詰め寄る。

「よし、ならこの間ラーシャにもらったこの『通り抜けフラフープ』で…。」

と幻希はいきなりその『通り抜けフラフープ』なるものを壁に立て掛け、

「よし、レジェから行け!」

といきなりレジェの捕まえその輪の中に投げ込む。当然、壁を通り抜けるは
ずもなく激突するレジェ。行けたのは天国ばかりなりか…。いや、地獄だっ
た。

「…ちっ、役にたたねぇな、レジェ。」

とレジェのことは気にせず。虫と向かい合う、幻希。しかし、そこには既に虫
の姿はなかった。土埃が舞い上がり姿は見えないが虫の気配を全く感じな
い。フェリも焔帝も瑠祢亜も呆然と虫の居た方をみている。

「どうしたんだ、一体?」

との幻希に言葉に声が返ってきた。

「拙者が倒したんですよ、苦戦してらっしゃいましたから。」

土埃が収まったそこに居たのは――



1) もちろん、店の主じゅらいだった。

2) じゅらいのしゃべり方の研究中の燈爽だった

3) 少しじゅらいの口調を真似た矢神だった

4)そこには誰もいなかった



(4)にしますね。 投稿者:佐藤宇育  投稿日:12月31日(水)22時40分55秒



「拙者が倒したんですよ、苦戦してらっしゃいましたから。」

 もうもうとあがる土煙。その向こうから聞こえてきた声の主を確かめようと、全員が目
を凝らす。

「今の声は、じゅらいさんかにゃ?」

「ああ、俺にはそう聞こえたぜ」

「じゅらいさん、どこだい?」

 フェリの言葉に幻希がうなずく。再び復活したレジェも続いた。

 やがて土埃が収まり、視界がゆっくりと晴れてきた。全員が、そこに立っているはずの

見慣れた人物を思い浮かべていた。

 そこには誰もいなかった。

「・・・?」

 狐につままれたような顔をして、あたりを見回す幻希。だが、そこには静寂が横たわっ
ているだけだった。

「おかしいにゃあ。確かにじゅらいさんだと思ったのに、においがしないにゃ」

 フェリも、鼻をひくひくさせて不思議がる。

「うーん・・・そうだ! きっとじゅらいさんのことだから、照れくさくてその辺に隠れ
てるんですよ! じゅらいさん、助けに来てくれたんでしょ? はやく合流しましょうよ
〜♪」

 にこにこしながら、焔帝があたりを走る。だが、やはりじゅらいの――店の主人の姿は
見つからなかった。

「おかしいな、どこにもいませんよ?」

「どうかしたのかにゃ?」

「まったく、じゅらいさんったらシャイなんだから。あはは」

「・・・ぷっ! ”シャイ”っておい、言うか普通? くっさーっ!」

「きっ! うるさいわね! 幻希、あなたも兄さんみたいになりたいの?」

「お、やるか?」

「こら! ケンカしてる場合じゃないにゃ!」

「そうですよ。どうです、ひとつこの私の太陽のような美貌と人徳に免じて仲直り、とい
うのは・・・」

『滅火!』『炎輝吼!』

「な、なぜ〜〜〜〜っ!」

 焔帝は、以前よりもはるか彼方にまで吹き飛ばされていった。ふん、と一瞥をくれる瑠
祢亜と幻希。

『・・・おやおや。あなたがたは仲間割れが好きですねぇ・・・』

 そのときだった。先ほどの声が再び、どこからともなく聞こえてきたのは。

「この声は!」

「じゅらいさん、かにゃ?」

「いったい、どこにいるの?」

 口々に言って、きょろきょろと視線をさまよわせる。が、やはりじゅらいの姿は見当た
らない。

『周りを見ても無駄ですよ。拙者は、そこにはいないんですから』

「なに、どういうことだ!」

『ふふふ。拙者は、この”ゲーム”のゲームマスター、略して”GM”なのです。あなた
がたの行動はすべて拙者にお見通しですが、あなたがたには拙者の姿は見えない。これが
ルールなのです』

「じゅ、じゅらいさん・・・?」

 声のただならぬ調子に気が付いて、フェリが不安げな声を漏らす。

「まさか、今までの敵やトラップも、じゅらいさんが・・・」

 はっと気が付いたようにつぶやくレジェ。質問に対する答えは、こうだった。

『・・・さてと、さっきの虫はちょっとバランスが悪すぎましたね。では、こんなのはい
かがです?』

 彼の言葉とともに、パーティのまわりの床から、突然炎が舞い上がった!

「か、火事よ!」

「じゅらい! 俺達を裏切るのか?!」

 あたふたとする瑠祢亜を尻目に、幻希が叫ぶ。

『裏切る? 心外ですね。拙者は、みなさんに楽しい”ゲーム”を提供しているにすぎま
せんよ。・・・ま、せいぜいがんばってくださいね。あっはっはっは・・・』
 笑い声がフェードアウトしていく。後に残されたのは疑惑と不安、そしてあたりを焦が
す炎。

 戸惑いの中、彼らが次に取った行動は――



(1).とりあえず、消化活動を試みる。
(2)、じゅらいさんを信じる。何もしないで待つ。
(3)、とにかく、この場から逃げよう。


 はじめてなのに長文になってしまいました。じゅらいさん、悪役にしちゃってごめんな
さい(^^;。


(1)です(笑) 投稿者:ミカド  投稿日:01月01日(木)14時02分13秒



「と、とにかく早く消火しないとっ!」

「そうだなっ!よしっ!レジェ、水持ってこいっ!」

「こんな地下に消火できるだけの水なんてあるわけないじゃないですかっ!
第一あったとしてもせいぜい飲み水ぐらいの量しかありませんよっ!」

幻希の言葉にレジェが焦ったように答える。確かに、こんな地下に火を消せるだけの
十分な水を期待する方が間違っている。

「むぅ〜、どうしますフェリさん?」

「どうしてそこで僕にふるにゃぁ?」

「いえ、何となく・・・」

「もうっ!呑気に話し込んでないで早く火を消しなさいよっ!このままじゃ、
全員こんがりミディアムくらいまで焼き上がっちゃうわよっ!」

ルネアが幻希の襟首を掴んでカックンカックンさせながら言う。

「わ、分かったっ!分かったからルネアちゃんっ!それはやめてくれぇっ!」

「おおっ!そうだっ!」

「いきなりどうしたんですか、焔帝さん?」

唐突に焔帝が何かを閃いたように叫んだ

「ルネア、あれをやれっ!」

「あれって・・・・まさか蒼龍魔破のこと?」

「うむっ!」

焔帝は何故か恰幅の良いおやじ風に答えて頷いた。

「何ですか、その蒼龍魔破って?」

レジェンドの問いにルネアが答えた

「水龍を召喚する技で、この程度の火なら一発で消火出来るんだけど・・・・」

「ならさっさとやればいいじゃないか」

「それがそうもいかないのよ」

「どうしてにゃ?」

フェリシア使いの言葉にルネアは深刻な顔をしながら

「威力が強すぎてここがここが崩れるかもしれないのよ・・・」と答えた。
ルネアの答えはもっともなものであった。こんな狭い場所でそんな大技を使えば
ここが崩れる可能性は大である。

「崩れるかもしれないってことは、崩れないかもしれないってこともあるんです
よね?」

「そりゃ確かにそうなんだけど・・・・」

レジェンドの言葉にルネアは何とも困ったように言った。

「一か八かだっ!ルネアちゃん、やってみるんだっ!」

「そうだにゃぁっ!他に手段がないんだからやってみるにゃぁっ!」

「頑張れルネアっ!落盤がおきたら兄は速攻で逃げぇっ!」

「もーっ!どーなっても知らないからねっ!」

最後の焔帝の発言に蹴りを放ちつつルネアはそう答えて、精神を集中し始めた。

「蒼龍ぅぅぅっ!!」

掲げたルネアの左手に蒼い霧のようなものが収束していき、やがて青白い輝きを
放ち始める。

ルネアはその輝く左手を一気に燃えさかる炎にむけてつきだした。

「魔破ぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

閃光とともに、ルネアの左手から召喚された巨大な水龍が炎に向かって放たれた!

そして・・・・・・・・



(1)火は消えたがやっぱり崩れ始めた

(2)火は消えてここもなんとか崩れなかった

(3)いきなり蒼龍魔破が消滅した

(4)何故かいきなり焔帝が踊り始めた(爆)

なぁっ!すまんですっ!なんか変な文章になってしまった(^^;;;
というわけで続きはまかせます♪


なんと(2)で行きます(笑) 投稿者:Landa  投稿日:01月01日(木)19時34分29秒



「……何ともない?」

ルネアの蒼龍魔破が全ての炎を飲み込み、静まった後には針が落ちる音も
聞こえるような静寂だけが残った。

つまりルネアの蒼龍魔破はこの迷宮を破壊することなく、尚かつ炎も消し
たわけである。

「す、すごい…奇跡だ…。」

「いにゃ、きっとまぐれだにゃ…。」

「いいえ、偶然でしょう…。」

とレジェ、フェリ、焔帝が口々に言う。しかしルネアの実力だと言うもの
はいない。

「…私の実力って意見はないの?」

と多少の怒気を含んだルネアの言葉。

『ない!』

0. 1秒とおかないで全員一致の答えが返ってきた。

「……炎輝――」

間髪おかずルネアは炎輝吼を放とうと身構える。他の4人もそれぞれ防御

態勢に入ろうとしたその時――

『あの炎を消すとはなかなかやりますね。』

とGMじゅらいの声が再び迷宮に響いた。

「じゅらいさん…!」

「じゅらい!」

みんなの動きが止まる。

『今回の炎は少しレベルが低かったみたいですが次はそうはいきませんよ。』

「じゅらい、そんなことしていいのか?もし俺達がこの迷宮で『滅火』とか
の強力な術を使ったとしたら上にあるじゅらい亭もただじゃすまないぞ!?」

多少の脅しを含んだ幻希の台詞。

『その心配は無用だよ、その地下迷宮は特殊な力によって守られてるから、
『滅火』を千発放ったところで傷一つつかないよ。』

「でもレジェ達が入った壁はどうなんですか?」

と当然の疑問を口にするレジェ。確かに彼らが入った壁は幻希の『滅火』
によってあっさりと壊れたはずだ。

『あれは計画的に弱くしてあったんですよ、今は補強してそんなことはあり
ません。』

「質問だにゃ!」

『何ですか、フェリ氏?』

「ミスターじゅらいはさっきこれはゲームでミスタじゅらいは自分をGMと
いったにゃ。」

とフェリがじゅらいに話かける。

『確かにそういいましたよ。』

フェリの言葉を肯定するじゅらい。

「にゃら、このゲームのクリア条件はにゃんにゃのかにゃ?」

「そう言えば、お姫様を助けて魔王を倒せとか、そういう条件があるはずで
すな。」

ポン!と手を打って焔帝が言う。

『そうですねぇ、このゲームのクリア条件は――



1. この迷宮にある七つのクリスタルを集め、
幻の魚「うぎょ」と神秘の鳥「しゃっきん」でスープを作り、
それを持って最下層に広がる湖をクロールで一週することですよ。』

2. この迷宮の地下九十九階にある秘密の箱を持って地上にもどり、
じゅらい亭にお風呂をつくることですよ。』

3. この迷宮にあるという伝説のアイテム『もしもPHS』を手に
入れることですよ。』

4. 簡単ですよ。50万ファンタ集めることですよ。』

5. 経験値を稼ぎ、レベルを上げて拙者を倒すことですよ。ふっふっふっ…。』



(1)ですっ!(^^) 投稿者:ゲンキ  投稿日:01月01日(木)21時14分37秒



『──この迷宮にある7つのクリスタルを集め、幻の魚「うぎょ」と、神秘の鳥
「しゃっきん」でスープを作り、それを持って最下層にある湖をクロールで一周
することです♪』

 そのじゅらいの・・・あまりといえば、あまりな条件に一同は地面に突っ伏す。

「待てこら!何だその、ふざけた条件は!?」

 いち早く復活した幻希がじゅらいに反論する。

『おや?気に入らなかったですか?』

「当たり前だっ!」

 心底、心外そうなじゅらいの声に幻希は再度声高に言う。

「あ・・・あの、じゅらいさん?7つのクリスタルとか、幻の魚とか・・・そんな
ものあるんですか?」

 そのレジェの問いにじゅらいは『もちろん』とだけ答える。

「うーん・・・とことんふざけた条件ね・・・」

「そーだねルーちゃん。そもそも「最下層」って言われても、ここって何階まであ
るんだろうね?」

 その焔帝の言葉に一同はハッとする。

「そーいえば・・・ここって何階まであるにゃぁ?」

「まさか99999階とか無茶苦茶な事言わないよな?」

『ここは99階までしかありませんよ♪』

 流石に「99999」というのは無かったようだが、十分に嫌気がさす階数だった。

「・・・なんか俺は面倒くさくなってきたぞ・・・」

『幻希さん、がんばってください♪・・・というわけで皆さんの健闘を祈りつつ・・・
アデュー!!(光速)』

 ポツリと呟いた幻希と肩を落とした一同を励まし(?)つつ、じゅらいの声は聞こ
えなくなって行った。

「それにしても・・・滅火でも傷一つつかない壁だなんて・・・本当でしょうか?」

 レジェが幻希に問う。幻希は手をひらひらと振って答える。

「無理だろうな。前に俺がじゅらいに『滅火』喰らわした時も防がれた。俺の不完全
な『滅火』じゃ絶対無理だ」

「不完全って?完全なのは使えないの?」

 今度はルネアの質問だ。続けてフェリが「幻希さんって弱いのかにゃぁ?」と質問
してくる。質問責め

に遭って幻希はゲンナリする。

「ルネアちゃん?俺にだって出来ない事はあんだぜ?フェリ・・・その通り、俺は弱
いんだ。だから戦って強くならなきゃいけねぇんだ。分かったな?」

 意外にあっさり自分の弱さを認める幻希。思わず他の皆が呆けるほどにあっさりと。

「さて、それより・・・これからどうする?」

 この話は終わらせたいのか、幻希はさっさと話題を変える。それにレジェが答えた。



(1):「そうですね・・・まずは、その7つのクリスタルそ
   の他の情報を集めるべきでしょう」

(2):「この階の探索をしてから下への階段を探しましょう」

(3):「とりあえず休憩しません?(苦笑)」

(4):「何となくこの下を掘ってみたいのですが?(笑)」

というわけです♪続ける人は大変そうですねぇ・・・。
頑張ってください、次の人!では、また!!(笑)


とりあえず(1)だな 投稿者:紅流星  投稿日:01月02日(金)01時12分59秒



「そうですね・・・ますは、その7つのクリスタルその他の情報を集めるべき
でしょう」

「でも、こんな人もいないような地下迷宮でどうやって情報を集めるにゃ?」

フェリのもっともな質問に答えたのは、しかしレジェではなかった。

『フェリ氏、この迷宮にも人も住んでるし、街がある階層だってあるよ。その
人達から情報を受け取るといい。みんなのよく知ってる人物もいるしね。あ
、それからこのあとは当分拙者からのヒントはないから、みんな気を付ける
んだよ、それじゃね。』

そういって、じゅらいの気配は霞のように消え去った。

「よく知ってる人物って・・・他にもここに迷い込んだ奴がいるって事か?」

「迷い込んだと言うよりも、じゅらいさんに迷い込まされたって言った方が近
いんじゃないですかね?」

幻希の呟きに焔帝が答える。全員がしばらく考え込んでいたが、やがて瑠

祢亜が怒鳴った。

「もうっ、こんなとこで考えてても仕方ないでしょ!さっさと先に進みましょ!」

言うなり、瑠祢亜はドンドン先に歩いていく。残りの者も慌ててその後に付
いていった。


・・・1時間後・・・


「・・・あのさ、瑠ーちゃん、ひとつ聞いていいかな?」

「何、バカ兄貴?」

振り向きもせずに瑠祢亜は答える。焔帝は一瞬、むっとした表情を浮かべ
たが、かまわず続けた。

「さっきから何回も分かれ道があったけどさ、少しも迷ってる気配がなかっ
たんだけど・・・」

「・・・それが?」

相変わらずつっけんどんな答えを返す。たまりかねたレジェが間に入った。

「もしかしたらこの迷宮のこと、何か知っているんじゃないかって焔帝さんは
言いたいんですよ。」

瑠祢亜は勢いよく振り返って言った。



(1)「知ってるわけないじゃない!誰かがマッピングしてるだろうから、適当に
    歩いてるだけよ」

(2)「ええ、知ってるわ。だって私はじゅうらい様が生み出されたモンスターで、
    本当の瑠祢亜じゃないもの。」

(3)「・・・そういえば、何でかしら?自然と足が動くわ…。何か前に来たこと
    あるような感じがするんだけど・・・」

(4)「さっきそこで地図を拾ったの。この先に街があるんだって」


ちょっとは話を進ませないとな。それじゃ、次の奴がんばれよ。



(4)だゴーっ!!! 投稿者:ミカド  投稿日:01月03日(土)01時21分00秒


「さっきそこで地図を拾ったの。この先に街があるんだって」

ルネアはあっさりとそう答えた。

「ル〜ちゃん、そういうことは早く言ってくれよ・・・・俺はてっきり適当に歩いてるだけ
かと思ったよ・・・・・・」

「やーねぇ、いくら何でもそんな無謀なことしないわよ。」

パタパタと手を振りながら気楽な調子でルネアは焔帝に返事を返した。

「ところでルネアさん、この先に街があるって言ってますけどあとどのくらいでその街に着
くんですか?」

「え〜っと・・・・そこの道を左に曲がって100M程進んだ所にあるって書いてあるわ」

レジェンドの問いに、えらく丁寧に説明書きがしてある地図を見ながらルネアがそう答えを
返す。

「そうか。ならさっさと行こうぜ!俺さっきから腹が減ってたまらなかったんだよ」

「そうだにゃぁ。その街に行けばきっとご飯が食べられるにゃぁ♪」

「さぁ皆さんっ!ご飯に向かってレッツラゴーっ!ですっ!!」

幻希とフェリシア使いの言葉に、焔帝が古いギャグを飛ばしつつ駆けていった。

「ぬぉっ!ずるいぞ焔帝、さては飯を独り占めする気だなっ!俺達も行くぞ、フェリっ!!」

「合点だにゃぁっ!」

怒濤の勢いで駆けていく3人を見ながらレジェンドとルネアは

「はぁ、3人ともあさましいですねぇ〜」

「ホント、あんな兄貴を持つと苦労するわ・・・」

と、ぼやきながら3人の後を追って歩き始めた。


・・・・・・・・・・がやがやがや・・・・・・・・・・・

「へぇ〜、思ったより賑やかねぇ。地下にある街だから結構寂しい街を想像してたんだけど」

「ほんとですねぇ〜」

幻希達に遅れて街に入ったレジェンドとルネアは感心して辺りを見回していた。

意外なことにこの街はえらく賑やかな街だった。おまけに地下だというのに地上の昼間と同じ
くらいの明るさもある。

「っと、ここでぼーっと眺めてないで早く幻希さん達を探さないと・・・・」

「そうね。とりあえず叫んでみましょうか。・・・・おーい、幻希くーんっ!
フェリさぁ〜んっ!、兄貴ぃ〜っ!」

「なんだルネア?」

「ぅわっ!びっくりしたぁ・・・・急に現れないでよ!心臓止まるかと思ったじゃないのっ!」

叫んでいたルネアの背後から、いきなり焔帝が現れた。何故か芋を食いながら・・・

「やぁ、いましたね焔帝さん・・・・あれ?幻希さんとフェリさんは?」

ルネアとは対照的に全く驚いていないレジェンドが焔帝に尋ねた。どうやら芋のことは無視す
ることにしたらしい。

「幻希さんとフェリさんですか?あの2人ならほら、そこで倒れてますよ。」

焔帝が指さす方向を見ると、幻希とフェリシア使いが大の字なって倒れていた。

「どうしたんですか、あの2人?」

「どうやらガス欠を起こしたようですねぇ〜」

「ガス欠って?」

「腹が減って動けないって事だよ。ル〜ちゃん」

レジェンドとルネアの問いに交互に答えながら、焔帝は芋をかじった。

「そんなことよりル〜ちゃん、その地図にこの街の食い物屋はのってないか?このままだとあの
2人が餓死してしまうぞ」

「ちょっと待ってよ・・・・・・・・のってるわ・・・なんて都合の良い地図なのかしら・・・・」

ルネアが地図を見ながら不思議そうにそう答えた。

「じゃぁ早速その店に行きましょう!焔帝さんはフェリさんをお願いします。僕は幻希さんを運
びますから。」

「了解したっ!」


・・・数分後・・・

3人はその店の前で立ちつくしていた。(ちなみに幻希とフェリシア使いは背負われている)

「ねぇ・・・どう思う?」

「どう・・・ってあからさまに怪しい名前ですよね・・・・」

「というか・・・ばったもんか、この店は・・・」

店の名前を見ながら三人はつぶやいた。その店の名前は”じゅうらい亭”であった。

「ここでこうしていても仕方がないか・・・とりあえず入ろうか・・・」

「そうですね・・・」

「何となく気が進まないけど・・・」

「そんなことより早く飯を食わせろぉぉぉぉぉぉぉ」

「そうにゃぁぁぁぁぁぁ、早く食わせるにゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」

なんだか妙に疲れた顔をしながら焔帝達はは店のドアを開けて中に入っていった。

内装は極普通のレストランっといった感じだが、一応ここもじゅらいが作り出した迷宮の一部で
ある。油断は禁物だ。

5人は空いていた6人掛けの席に着いた。

「いらっしゃいませぇ〜♪何になさいますか?」と、黒い髪を肩の辺りまでのばした可愛らしい
制服を着たウェイトレスが注文をとりにやってきた。

「えーっと・・・・って」

『風花さんっ!!!』

5人は声をそろえてそう叫んだのだった。



(1)「どうして風花さんがここにっ?!」5人はお約束のセリフを吐いた

(2)とりあえず無視して注文を取った

(3)空腹状態の幻希がその場の展開を無視していきなり暴走をはじめた(爆)


幻希君、フェリさんすいません(^^;
というわけで、あとよろしく♪


(1)&(2)指定 投稿者:かいろ〜  投稿日:01月08日(木)08時48分40秒



「「「「どうして風花さんがここに!?」」」」

「あ、A定食ね!」

・・・・一人を除いて、皆同じ問いを少女に投げかけた。

・・・誰がA定を注文したかは言わずもがなであろう。

「え?風花?・・・じ、実は記憶を失ってしまって、名前を覚えていないのです」

少女は引きつった笑いを浮かべながら答えた、誰が見ても嘘と分かる・・・

「何か答えたくない理由が有るんですかね?」

レジェンドが仲間に耳打ちする。

「・・・ここは合わせた方が良いのかも」

ルネアが答える・・・

他の3人は近くのテーブルにある食事に目がいっているのか、聞こえてない様だ
ルネアとレジェンドがここは少女に話を合わせよう、そう心に決めた時

「ドスン!!!」

突如として凄まじい轟音が鳴り響いた、天と地を引き裂くような轟音!?

そして・・・「幻希が倒れた」との冷静な声・・・



(1)とりあえず幻希を埋めてしまう

(2)なにはともあれ食事

(3)修理代を請求される前に、少女を連れて逃亡


すいません、実はまだ皆さんが書かれたのを全部読んでないんです^^;
だから、凄いおかしい部分が文中に有るかもしれないのでそこは指摘して、変更
して下さい^^;
文章が異様に短いのも、長々と書いてぼろが出るのが恐いからさっ(おぃ)


(1)でしょう(笑) 投稿者:Landa  投稿日:01月10日(土)22時42分08秒



「埋めちゃいましょう♪」

と倒れた幻希を見て焔帝は言った。

「そうだにゃ♪日頃のお礼を兼ねて埋めてあげるにゃ♪」

空腹で死にそうだったフェリも焔帝の意見に嬉々として賛成した。

「兄貴…そんなことしたら後からどんな報復が待ってるかわかんないわよ?」

「今が全てさ。」

と焔帝は遠い目をして答える。

「そんなこと言って、どうなっても知らないわよ。ねえ、レジェンドさん?」

と賛成を得ようとルネアはレジェに答えを求める、しかしその先には背中の
鞘から抜き出した張りせんを上段に構えたレジェの姿が…。

「奥義 穿焔張りせん穴掘り!」

レジェの張りせんが光速まで加速し、『じゅうらい亭』の床を貫きさらには、
地面に大きな穴を穿つ。

「さぁ、幻希さんをこの穴の中へ!」

「了解だにゃ♪」

とフェリと焔帝が幻希を穴の中にほうり込む。

「幻希さん、あにゃたはいい人だったにゃ♪」

「安らかに眠ってください。」

続けて三人は幻希の冥福を祈った。そこまでして彼らは重大な問題に気付
いた。

それは――



1)  お供えする物が無いこと

2)  風花さんの記憶がないので壊れた床を直してもらえないこと

3)  線香がないということ

4)  とどめを刺してなかったこと

すみません(TT) かなり適当なちゃいました(^^;
駄目なら消してね(苦笑)

5)  お腹が減ってたこと



3&4で行きます♪ 投稿者:ゲンキ  投稿日:01月10日(土)23時48分37秒



「あっ!しまったにゃぁ!」

「お線香がありませんね!」

 フェリが叫び、3人は線香が無いことに気付く。

「なら、これで代用しましょう・・・。炎輝吼!」

ボン!

 焔帝の放った炎輝吼が倒れた幻希を直撃する。

「トドメも刺していませんでしたし、丁度良いでしょう♪」

「あ〜あ・・・知らないからね、馬鹿兄貴。フェリさんも、
レジェさんも・・・あたしは関係無いからね」

「あの・・・何か怖いので私も関係ありません」

 焔帝達の所業に「無関係」を主張するルネアと、風花。

 と、その時────

(☆_☆)きゅぴーん!

「ああっ!幻希さんが!」

「立ち上がった!?」

 驚愕の声を上げるフェリとレジェ。それを無視して、何故か
店内にナレーションのような声が響き渡る。

『幻希!全神経覚醒開始!暴走度上昇中!』

 幻希の両腕のグローブが弾け飛ぶ。

『両手の拘束具除去!暴走度なおも上昇中!』

 幻希の全身を包んでいた炎が消えた。代わりに
灰色の炎が全身を包み込む。

『滅火フィールド展開!全身の火傷も一瞬で治癒!』

「そんなっ!一瞬にして!(笑)」

 それまで、呆然と見ていた焔帝が叫ぶ。

『暴走度400%!!暴走幻希、始動!!』

 その声と共に幻希が咆哮する。そして───!!



1─ 暴走しつつも、とりあえず食事。

2─ 幻希が周辺地域一帯を破壊しつつ何処かへと去っていく。

3─ 尊い犠牲(イケニエ)として、何故かいたゲンキを投げる。

4─ 全員で戦いを挑む。(何故?)

5─ 謎の声の正体を探る事を優先する。

次の方は大変でしょうねぇ・・・。(遠い目)(爆)


 


(3)(+(4))でGO!!(をひ) 投稿者:夢崎風花  投稿日:01月11日(日)10時21分02秒



「A定食おもちしましたぁ!!さぼんないで仕事して下さいよ〜。人手たりないのだから」

ナレーションが1通り(?)終わり、幻希がいざ暴走を開始しようという時に、何故かコック
の衣装を身にまといA定食を持ったゲンキが店の奥からでてきたのであった。

「あ!す、すみません。でもお客様が・・・。」

「あ!ゲンキじゃない。丁度いいわ!私達の為に貴い犠牲になってちょうだい!」

ゲンキの存在に気がついたルネアは思い付いたかのように、あっさりとこう言った。

「え?!僕ゲンキという方じゃ・・・」

「うをををををを!!ゲンキぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

『ゲンキさんじゃないですかっ!』

何故かゲンキまでもがさっきの風花と同じリアクションをとっている(しかも御丁寧
に冷や汗なんぞをかきながらである)時に、幻希をはじめとする他のメンツもゲンキ
の存在に気がついた。幻希はそのまま1直線でゲンキの所に歩み寄っていく・・・。

「幻希こわいにゃぁ。」

「「う〜ん・・・やっぱりうめるのはまずかったかねぇ?」

「当たり前でしょ!!バカ兄貴」

「まぁ。この場は様子を見ましょう。あの2人がなんであんな態度をとる理由もわか
りそうですし」

「そうね。それが1番でしょ」

フェリと焔帝はあまり懲りた様子もなく、2人の対峙を遠い目で見ながらこう言った。

だがレジェだけはマトモな意見を言い、ルネアは納得したように合いの手を打ってい
た。どうやら全員暴走に入る気はないようである。

「誰か・・・とめてくださいよぉ」

「だから!お客様〜。僕はゲンキていう人じゃないんですってば。」

「ゲンキ・・・その飯よこしやがれっ!話はそれからゆっくりと聞けばいいからなっ!」

半泣き状態の風花とゲンキのところへどんどん近づきながら幻希がこう言い、ゲンキ
の持つA定食を奪うと幻希はそれを食べ始めたのであった。はっきり言って、予想外
中の予想外である。その場にいた一同は呆然と見届ける以外のリアクションしかでき
ないでいた・・・。


「はぁ。食った食った。で?なんでゲンキも嬢ちゃんもそんな態度とるんだよ?正体
ばれてるぞ?」

幻希が御飯を食べおえるとまだ硬直状態の全員に向かってこう問い掛けた。

「そうですよねぇ・・・もうそろそろ話ていただかないと・・・。」

「話さないなら実力行使って言うのも有りよね?」

「そうだにゃぁ!こっちが優勢なんだにゃぁ!」

「る〜ちゃん、フェリそれはやめておくべきじゃないのか・・・?」

風花とゲンキに向かって4人は白状した方が身の為だぞと迫っていた。

そして・・・・



(1)4人に恐れをなして、風花とゲンキはおとなしく白状した。

(2)今度はゲンキが暴走開始(笑)そして全員乱闘開始!

(3)どこからともなく現れたnocが事情説明する(爆笑)

(4)いきなり大地震がおきて店崩壊!!(をひ)

初めてという事でこんな所で許して下さい(汗)ぜんぜんリレーになってなくて
ごめんなさい!!消去してくださってもかまわないです!!
では次の方頑張って下さいね!!



(3)だよぉ 投稿者:かいろ〜  投稿日:01月11日(日)15時19分40秒



「で?一体何故素性を隠してるんですか?」

レジェンドが目を「?」にしながら二人に問い掛ける。

「「そ、それはぁ・・・」」冷や汗を垂らしながらうろたえる二人。

「100円でどのお菓子を買うか悩んでる子供のように、話すべきか話さないべき
か悩んでるんだにゃ!!」

フェリが良く分からない例えをあげるが、誰も聞いてない様だ。

フェリの横を寂しい風が横切る・・・。

「で?一体何が有ったんですか?話してくれても良いじゃないですか。」

焔帝が完全にフェリを無視し優しく問い掛ける・・・・いや、はなから耳に入って
いなかったのかもしれないが・・・そしてその問いに答えたのは、「厨房の親父」
だった・・・。

「わしが話してやろう!」

「は?失礼ですが、御二人とどういう御関係で?」

レジェンドが至極もっともな質問を投げかける。

「聞けば分かる・・・素直に聞け」

有無を言わさぬ強い口調で親父が言う・・・・ちなみに、見た目は40代前半、
背が高く筋肉隆々顔の怖さはゴブリンに楽勝で勝てるであろうというレベル。

「こいつファイターと違うか?」とか、普通の人なら思ってしまうだろう・・・。

ここに居る極一部のメンバーは、「ゴクドォ〜」と言う、この世界の危ないお方
の名称を思い浮かべたようだが。

特にルネアは、彼と目を会わさない事に必至のようだ。

「この二人はなぁ・・・・・」

ゴクドォ親父がゆっくりと口を開く。


(1)「食い逃げしたんでこき使ってるんだ・・・・大方情けなくて言えないんだろ
        う、食い逃げしたのがライス(小)だったしな」

(2)「何か追われてるらしくて、素性を隠して家で働いてるってわけだ、当然
        ただ働きな」

(3)「気が付いたら住み着いていた」

(4)「実は俺の子供なんだなぁ、これが、がっはっはっは、似てるだろ?」

う〜ん・・・・幻希さんとゲンキさんの違いが分からない^^;
人物関係もぉぉ・・・・とりあえず、(3)の住み着くは屋根裏に居たところを発見
されたのさ(おぃ)


(じゅ)ちょっと編集させていただきました>かいろ〜さん


(2)です 投稿者:ミカド  投稿日:01月11日(日)22時03分34秒



「何かに追われてるらしくてなぁ、素性を隠して家で働いてるってわけだ。
当然ただ働きでな」

「追われている?2人とも今度は何をやらかしたんですか?」

親父の言葉にレジェンドはじと目でそう2人に尋ねた。

「失礼ですねぇ。それじゃぁ僕がいつも何かしらやってるみたいじゃない
ですか」

ゲンキが心外だと言わんばかりに答えるが、説得力がまるでないのはいつも
のことである。

「そうですよぉ。ゲンキさんと一緒にしないで下さいよぉ」

「何か引っかかる言い方ですねぇ・・・・・」

「まあまあ。それで、結局ゲンキ君も風花ちゃんもどうしてこんなことに
なってるの?」

少しばかり険悪な雰囲気になった2人をなだめつつ、ルネアが理由を問い
ただした。

「ええ、実はL様に『何か綺麗な宝石を買って、もしくは見つけてこい!』
と脅され・・・もとい、頼まれて探していたんです。」

とりあえず、近くに置いてあったイスに腰掛けながらゲンキは説明を始めた。

「それで、ふらふらと宝石を求めてさまよっている内に、この街のなんだか
怪しげな店で”これはぁっ!”って言うモノを手に入れて帰ろうとしたんで
すけど、店を出るなりいきなり白ずくめの連中に襲われて・・・」

ゲンキはうんざりといった感じでそう話すと、テーブルに置いてあったジュース
をすすって一息ついた。

「なるほどにゃぁ。で、どうして風花さんまで一緒にいるにゃぁ?」

「ああ、私は付き合わされたんですよ。宝石のことなら女性に聴くのが一番だ!
とかいう理由で・・・
はぁ、どうして私がこんな目にあわなきゃならないの・・・」

フェリシア使いの質問に『私って不幸!』といった顔をしながらそう答えた。

「うーん、しかしその白ずくめの連中なんでいきなり襲ってきたんでしょうねぇ?」

焔帝が心底不思議そうなその発言にルネアが呆れたような視線を向けた。

「兄貴、それ本気で思ってるわけ?」

「うん。それがどうかした?」

「ホントーにぼけてるわねぇ・・・。ゲンキ君が宝石を買って店を出た途端
に襲われたんでしょ?だったらその宝石に何かあるって思わないの?」

「おおっ!そういえばそういう考え方もあるなっ!はっはっはっは♪」

「と、とりあえずその宝石を見せて貰えますか?」

焔帝とルネアの会話に多少の目眩をおぼえつつ、レジェンドがゲンキに話した。

「あ、ええ。これなんですけど・・・・」

ゲンキが懐から後生大事につつんである宝石を取り出した。それは燃えるような
紅い色をした水晶だった。

微弱ながらどうやら魔力も放っているようだった。

「レジェ、これはもしかすると・・・・・」

「ええ、このパターンからするとおそらく・・・・・」

「これがそうなのかにゃぁ?」

「たぶん間違いないでしょうね」

その宝石を目にした幻希達はどうやらそれがなんであるのか、またゲンキ達が
どうして追われているのかを察したようだった。しかし焔帝は、

「これが昨年死んだ私のおじいちゃんの胆石なんですねっ!」

と訳の分からない言葉を発したが

『違うわぁぁぁぁぁぁっ!!!』

「ぐほぉぉぉぉっ!!!」

その場にいた全員のつっこみで焔帝は店の壁に叩きつけられて気絶した。

「ともかく、これで一つ目のクリスタルは手に入れましたね。」

そう、それはこの迷宮のクリア条件の一つにある「7つのクリスタル」の内の
一つであった。

「と言うわけで、ゲンキそのクリスタルをこっちによこしな」


(1)「分かりました。どうぞ持っていって下さい♪」
   ゲンキはにこやかに微笑みつつクリスタルを渡した

(2)「イヤです!これを渡してしまえばL様に渡す宝石がなくなってしまいますっ!!」
   ゲンキはとんでもない、といった風に拒否した。

(3)いきなり店のドアが開け放たれ、謎の白ずくめが乱入してきた!

(4)「ちょっと待った!」何故か店の親父が待ったをかけた。

ちょっと変かな?ま、あとよろしく♪
追記:この店の親父はnocさんではありません。あしからず



(3)で行きます 投稿者:Landa  投稿日:01月12日(月)14時04分36秒



とその時、店のドアが大きな音をたてて開け放たれた。

そして、白ずくめが店の中に乱入してきた。

「な、なんだお前達!?」

幻希は多少驚きながらも白ずくめに問い掛ける、白ずくめAが答える

「フッ、私達は『素晴らしき目的を持った白ずくめ大好き集団 パート2』、
略して、『Jファイナル』だ!」

「どこが略だ(にゃ)!」

みんなの一斉のつっこみが入る。幻希は滅火をおまけに放っている。

「フッ、愚かな奴等だ、私達の素晴らしき目的も理解しようとしないとは…。」
と滅火によって消し炭になった白ずくめAを無視して白ずくめBが語り出す。

「お前達の目的なんてどうでもいい!」

「なぜ、貴方達はこのクリスタルを集めてるんですか?」

「フッ、知らないのか、ならば冥土の土産に教えてやろう、そのお前たちの
持ってるクリスタルは七つ集めるとどんな願いも叶うと――」
白ずくめBは台詞を最後まで言えずに幻希の滅火に消し炭にされる。

「さぁて、部下G…もといゲンキ!そのクリスタルを俺に渡せ!」
とゲンキの方を振り向いた幻希は既にぼろぼろになったゲンキを目撃した。

「幻希、このクリスタルは私がもらった、じゃぁな!」
ゲンキをずたぼろにしたのは、レジェだった。右手にもったモップ、
意志を持ったモップ「クリーナ」で叩きのめしたのだろう。

「まっ、待ちやがれ!」

「ATFD『転移』!」

幻希の放った滅火は僅かにレジェに及ばず、レジェの姿は掻き消える。

その場にそのされた白ずくめと幻希達、とその時――



1)  『転移』したレジェが幻希の上に出現した。

2)  店の中に矢神が駆け込んできた。

3)  残された白ずくめがクリスタルに関する真実を語りはじめた。

4)  二階(あったのか)から燈爽が降りてきた。

すみません、何か適当・・・・・・(TT)



(2)だっ! 投稿者:じゅらい  投稿日:01月13日(火)14時32分02秒



幻希の放った滅火は僅かにレジェに及ばず、レジェの姿は掻き消える。

その場にそのされた白ずくめと幻希達、とその時――

この混乱の中へ駆け込んできた少年がいた!

「間に合わなかったか!?」

そう叫んだ彼の名は・・・

『矢神さん!!!!!』

そう、彼の名は矢神。ザン○ルマの剣士。

その悲しいほどに澄んだ瞳が、彼に注目するゲンキ達冒険者グループと、
思わず動きを止めた白ずくめ集団「Jファイナル」を見据えた。

少年は、何かを決意した表情で口を開く。

「みなさん――」

少年が放つ緊張感が、その場の全員を凍り付かせた。

そして・・・

「はっくしょん!」

矢神は、くしゃみをした(爆)

全員ズッコケたのは言うまでもなかった・・・。


「Jファイナルは、過去の遺産を使って何か恐ろしい事を成そうしている秘密組織
らしいんですよ(笑)そして、あの【クリスタル】も、その一種らしいのです。」

いつもの調子に戻った矢神は、語尾に「(笑)」を付けつつ話し始めた。

ちなみに白ずくめ集団は、みんなが立ち上がった時には既に姿を消していた。

「その【遺産】って何だにゃ?」

フェリシア使いが尋ねる。

「【デマドの遺産】と呼ばれる、過去の超文明の産物です。」

それを聞いたレジェが、はっと何かに気付いて言った。

「まさか・・・ヤガミさんの【ザン○ルマの剣も】・・・?」


「・・・そうです・・・って、あれ?」

「え?何?」

とぼけた顔して聞き返すレジェ。

「てめぇレジェ!なんでここに居るんだ?滅火(ホロビ)!!!!!」

「うはぁ〜」

幻希の「ホロビ」をくらったレジェを見ながら、フェリがつぶやいた。

「これじゃぁ、選択肢(2)じゃにゃくて(1)を選んだみたいだにゃぁ」

それは言わない約束よ(笑)




1)レジェはクリスタルを何者かに奪われて帰ってきた。

2)レジェはクリスタルに導かれ、次なる道を指し示すために帰ってきた。

3)その時、レジェの持つクリスタルに反応して、遺跡のゴーレムが起動した。

4)その時、燈爽ちゃんが現われ、【デマドの遺産】について語り出した。

5)その時、表太郎(笑)が現われ、遺跡の最下層に究極の【デマドの遺産】があると告げた。


う〜ん、初めて書いたにしては・・・下手だ(笑)



とりあえず3で(^^;) 投稿者:ゲンキ  投稿日:01月15日(木)15時47分15秒



「うわっ!?・・・・・・痛いじゃないですか」

 『滅火』を喰らっても平然としているレジェ。それを見て幻希は時々、
自分の人生を考えてしまう。

「お前等って絶対変だ・・・。部下Gといい、こいつといい・・・」

「まあまあ、いじけないでくださいよ(^^;)」

 蹲って地面に何か書き始めた幻希を矢神がなだめている。

「それは、ともかく【出窓の伊山】って何にゃぁ、矢神さん?」

「【デマドの遺産】だよ、フェリさん・・・(^^;)」

 わざとか天然かは知らないが核爆級のボケを言うフェリにミカドが
ツッコミをいれる。フェリが照れながら「にゃぁ、間違えたにゃぁ」

と言っている事からすると天然かもしれない・・・・・・。

「だから、そんな事言ってるよりも【デマドの遺産】ってのは何なの
よっ!?」

 一向に話が進まないせいでイライラしてきたルネアが矢神に詰め
寄る。

「そうでした、ではお話しましょう。【デマドの遺産】とは───」

「ちょっと待て、矢神」

 やっと話を始めようとした矢神に幻希が待ったをかける。

「こらこら幻希、人が話すのを邪魔しちゃいけないよ。ルネアちゃん
もキレそうだし」

 その幻希に注意するゲンキ。風花もそれに頷いている。2人とも
ルネアがキレるのが嫌なだけだが・・・。

「そんな事言ってる場合じゃねえっ!来たぞっ!」
 怒鳴り声を上げ、幻希が剣と刀を引き抜く。と、レジェの手にあった
クリスタルが光を放つ。同時に地面が割れ、何かが飛び出してくる。

「これは・・・クリスタルの番人ですね」

 矢神も呟き剣を引き抜く。現れたのはゴーレム。しかも、鉄で出来た
アイアン・ゴーレムだ。

「にゃぁっ!?どーするにゃぁっ!!?」

「どうするって・・・決まってるじゃないですか?」

 猫モードで走り回る(錯乱してる・・・)フェリを捕まえミカドが呟く。



1):「倒すんですよ!」とパターン通りのセリフを言う。

2):「こーいう場合・・・ひたすら謝ります!誠意があれば通じます!」
  と言って平謝りする。

3):「誰かが犠牲になるときっと止まります♪」と言って誰かをゴーレム
  に向け、蹴り飛ばす。

4):「三十六計逃ぐるにしかずですっ!」と言って1人逃げ出す。そして、
  ルネアにどつかれる。

5):「げーじゅつは爆発でぇぇぇぇぇぇぇぇすっ!!」と言って本当に爆発
  しゴーレムを倒す。

  適当ですねぇ・・・(^^;)。次の方は大変でしょうが頑張ってください。
  では、では♪るろろろろ・・・ろっ!!(神速)    



(1)で行きましょう! 投稿者:ミカド  投稿日:01月16日(金)22時38分46秒



「決まってるじゃないですか、倒すんですよ!」

ミカドはパターン通りのセリフを言った。

「だな。しかしどうする、さすがに店の中で闘うのはまずくないか?」

幻希はゴーレムを警戒しつつそう言った。確かに彼らがこのままここで闘えば、
この店が完全に倒壊してしまうのは目に見えている。

「そうですね。しかしどうやってこいつを外におびき出します?おとなしく外
に出てくれそうもありませんよ?」

レジェが困ったようにつぶやくが、

「ここは私にお任せを!」

そう言ってミカドが一歩前へふみだした。

「にゃぁ、ミカドさん自信満々だけどどうする気にゃぁ?」

「ふっ!こうするんですよっ!!フルパワー炎輝吼!!!!」

言うなり、いきなりミカドはゴーレムめがけて炎輝吼をぶちかました。

炎輝吼をまともに喰らったゴーレムは店の壁をぶち破って、地響きを上げて外に
転がった。

「ああっ!ワシの店がぁぁぁぁっ!!!」

「さぁ皆さん!やっちゃって下さい!!」

店の親父のセリフを全く無視しつつ言うミカドに、

「『やっちゃって下さい』じゃないっ!!!」

ごっ!

とルネアはミカドの後頭部にかかと落としを喰らわせ瞬殺した。当然の結果である。

「はぁ、結局店は壊れちゃいましたねぇ・・・・・・」

「そんなことより、さっさとあのゴーレムを倒しちまうぞ!」

「了解だにゃぁっ!」

言いながら、幻希達はゴーレムに攻撃を始めた。

「はぁっ!!」

ルネアの蹴りがゴーレムの右手をやすやすと破壊した!

「奥義、モップ惨斬撃!」「おらおらおらぁぁぁぁっ!!!」

続いてレジェとフェリの攻撃が頭を砕く!

「こいつでとどめだ!滅火!!」

だめ押しとばかりに放った幻希の滅火は、あっさりとゴーレムを粉々にしてしまった。

あとに残ったのは大小様々な形の鉄の塊が残るのみ。

「やりましたね、幻希さん♪」

「ああ・・・・・・」

嬉しそうに話しかける矢神に、何故か幻希は不満そうな声を上げて返事を返した。

「どうしたの幻希君?」

不思議に思ったルネアが幻希に尋ねた。

「おかしいと思わないか?まったく手応えがなさすぎる・・・・・」

「確かに・・・・・・・」

フェリも妙に思ったのか隣で同意の声を上げた。

と、いきなり元はゴーレムだった鉄の塊が一か所に集まりはじめ、やがて元のゴーレム
に戻ってしまった。

「何ぃっ!?」

驚愕の声を上げる幻希達に向かって、ゴーレムはその巨大な拳を振り下ろしてきた!

「っと!、どうやら強さの割に自己再生能力だけはいっちょ前にあるみたいですねっ!」

ゴーレムの攻撃をかわしつつ、レジェが言った。他の者もそれぞれ思い思いの方向に避
けている。

「どうする・・・これじゃぁ、いくら滅火を連打しても結果は見えている!」

幻希は焦った口調でそう呟いた。その時!

「・・・ひとぉーつ、閃くハゲがあるぅ〜・・・・・」

どこからともなく意味不明なセリフが聞こえてきた。

「な、なんだぁ?」

唐突に聞こえてきた声にいぶかしげな声を上げるレジェ。

「・・・ふたつ、ふらつく親父なら〜・・・・」

「なんだか桃○郎侍のパクリみたいなセリフね・・・・・」

ルネアのなかなかするどいツッコミにも全くめげる様子もなく、声の主は更にセリフを
続けた。

「・・・みっつ、みりんで煮込んでしまえ!」

「誰だ!こんな訳の分からない事を言う奴は!」

多少肩をこけさせながら幻希は声の主を探そうと辺りを見回した。

「幻希さん、あそこだにゃぁっ!」

いち早く声の主を見つけたフェリがそう言った。

フェリが指さした先にいた人物とは・・・・・・・



(1)何故かGMのじゅらいだった。

(2)何故かnocだった。

(3)顔を覆面で覆った何故の人物だった。

(4)何故かこのはだった。

す、すまんですっ!今回はホントに変ですね(^^;;;;
それでは、あとよろしく〜♪



(4)で行きますね 投稿者:Landa  投稿日:01月19日(月)17時07分53秒



『このはさん!』

みんなは一斉に声を上げた…いや、一人矢神だけは彼を待っていたように
迎え入れる。

「まってましたよ、このはさん、成果のほどは?」

「ここはまずあのゴーレムをやっつけてからにしましょう。いきますよ。
よっつよい子は真似しない!」

とこのははどこから取り出したのかリュートを構える。数瞬後――

斬(ザン!)!

効果音とは全く違いゴーレムはペチャンコになっていた。しかし前と変わ
らず、すぐに再生をはじめる。

「やっぱり駄目か。矢神さん、局所重力制御でゴーレムを遠く彼方へ!」

とのこのはの声に応え、矢神がザンヤル○の剣を構え、そして叫ぶ!

「痛いの痛いの飛んでいけぇ〜〜!」

突風の様なものが皆のすぐ横を通り抜け、次の瞬間には、ゴーレムだった
ものはすでになかった。

「あっけなかったな…。」

それを見ていた幻希がそんな呟きをもらす。

「ところでどうでした?成果は?」

「間に合いました、しかしちょっと怪我がヒドイみたいです。」

「一体何の話だにゃ?」

矢神とこのはの会話にフェリが入る。

「皆さんにも説明しないといけませんね、事はかなり重大なのです。」

と言い。彼が重い口を開いた。

「じゅらい亭がJファイナルに占拠されました…。」

このはの言葉はすぐには誰も理解出来なかった。

まず、理解したのはルネアだった。

「どういう事?じゅらいさんはどうなってるの、さっきまでGMとか言って
たのに?」

「GMじゅらいのことですね、彼はデマドの遺産によって創り出されたシャ
ドーなのです。私達はB・ジュライと呼んでますが。」

と矢神が悲痛な声で答える。

「じゃ、じゅらいさんはどうなってるのかにゃ?」

「じゅらいさんは果敢にじゅらい亭を護るために戦いましたが多勢に無勢、
私が駆けつけた時にはB・ジュライとの戦いでさらに傷ついていました。
すぐにこの地下の街にある宿屋に連れて来ましたが。今はそこで傷を癒して
ます。」

「他のお客や看板娘さん達は大丈夫なの?」

「大丈夫だと思いますよ、じゅらいさんが先にこっちにデマドの遺産で送った
みたいですから。」

「ふぅ、それなら安心だな。」

と幻希が一息つくが、このはがもう1つの事実を言う。

「まだ安心出来ませんよ!シャドーはB・ジュライだけではないのです。
Jファイナルは常連客全てのシャドーを創り出しましたから。」

「な、何だって!」

ドゴォン!

とその時、表で大きな音が響いた。その時彼らは―――



1)  まずは外の状態を確認

2)  ひとまず二手に別れてじゅらいの居る宿屋に向かう

3)  確認なしに爆音のした方に集中攻撃!

4)  逃げる!



(4)でいきまぁす♪ 投稿者:夢崎風花  投稿日:01月20日(火)18時23分40秒



「なに?!何なの?今の爆発音は」

「たぶん、Jファイナルの者が暴れてるんじゃないんですか?どうしましょうか。
2手に別れますかねぇ?」

正体不明の爆発音を聞き、素早く反応したルネアの質問に対してレジェは答えつつ
これからどうするかと、全員に質問をした。

「きまってるじゃねぇかよ!ここは2手に別れていくべきだ!」

「まって!幻希くん!それじゃ危険ですっ。私達全員のダミーがいると分かってる
以上2手に別れるなんて奴等の思うつぼです!ここはじゅらいさんと合流した方が
・・・私の魔法で治せるかもしれないし。」

幻希がレジェの提案に即座に賛成をしたが、風花が冷静な意見を皆に対して言った。

「そーね。風花ちゃんの言う通りかもしれないわ。これでダミーに入れ代わられた
りしたら大変よ。まずはここから逃げてじゅらいさんの所へ行くべきだわ」

「それがいいですね。私も風花さんの意見に賛成です。どーせJファイナルはまた
襲って来るでしょうし。」

「ちっ!仕方ね−な。今回だけだぜこういう事をするのは!じゃぁ、とっととここ
から逃げる方法を考えようぜ!」

風花の意見に賛成する矢神とルネア。さらにこのはやゲンキも頷いているのを見て、
幻希は今回だけと言い渋々ここから逃げ、じゅらいと合流という意見に賛成をした。


1時間後・・・なんとか無事に、一行はじゅらいのいる宿まで辿り着いた。まぁ、
逃げるまでの手順やら何やらを書いてもいいのだが、ここはあえて一行のプライバシー
を尊重して書かない事にしておこう(一体何をしたんだ?)

「じゅらいさん入りますよ!」

コンコンと軽くノックしながらこのははこう言うと、ドアを開け部屋に入った。

「あぁ、このはさん。それに皆さんも・・・。すみませんねぇ。店を守れなくて」

「じゅらいさん大丈夫かにゃ?」

「そーですよ!気にする事なんてないですよ。じゅらいさん」

ケガをして痛痛しいじゅらいがすまなそうに全員に謝ると一行はじゅらいを本当に
心配しているらしく、口々に見舞いの言葉をかけた。

「・・・風ちゃん、魔法でじゅらいさんのケガ治せそう?」

何も言わない風花を見て、焔帝はこう質問をした。

「くす・・・くすくす。皆さんありがとう。じゅらいさんの所に案内してくれて!」

「ふ、風花さん?も、もしかして!!!」

いきなり笑い出しながらお礼を言う風花も見て、矢神はしまった!という顔をした。

「そーですよ。矢神さん♪私は本物の風花じゃないわ!Jファイナルのシャドウよ!
早速だけどじゅらいさん、本物の風花に渡したロッドについてるクリスタルの封印
のとき方を教えていただけないかしら?」

「ロッド??・・・あぁ!あの嬢ちゃんが最近持ってた水色の水晶みたいなのが先
についたって!!」

偽風花があっさりと正体をばらしをしつつ、じゅらいに対して質問をする。その話
を聞きすぐに反応したのは幻希だった。

「じゃぁ・・・本物の風花さんは?今頃何処に・・・。私は何をすれば・・・。」

じゅらいがこう呟くと偽風花はこう言った。

「本物の風花は今頃・・・



(1)今はJファイナルのアジトにロッドと共に監禁してあるわよ!

(2)さぁね。そんな事しらないわよ!ロッドについているのがクリスタルって事
   しか私達にだって分からないのだから!(爆)

(3)ロッドはすでにこっちが持ってるわ!風花はどっかでのたれ死んでるんじゃ
   ないかしら!

(4)「そんなこと関係ない!偽物は殺すのみ!」と、幻希とゲンキが会話を遮り
   攻撃する!(笑)

(5)いきなり本物の風花があっさりとでてくる(爆笑)

うーん・・・無理に先に進めようと書いたのでわけがわからなくなってしまった(汗)
次の人大変でしょうが頑張ってくださいっ!!
偽風花は性格好きなように壊していいので!!(苦笑)



(5)なり。 投稿者:じゅらい  投稿日:01月22日(木)00時20分39秒



「じゃぁ・・・本物の風花さんは?今頃何処に・・・。」

それに答えて偽風花は言った。

「本物の風花は今頃―――どこでしょう?(笑)」

偽者とはいえ、顔は本物と同じく可愛い「偽風花(B・フウカ)」のボケに、一同が
つられて笑いかけたその時、

「ここじゃ、おんどりゃーーーーーッ!!!!!」

という叫びよりも速く(超音速)、風花がB・フウカに突っ込んだ。

直撃を受けて吹っ飛ぶB・フウカ。突然の出来事に、思考が空転する一同。

「ナイスパンチ!風花殿!」

「キックよ!」

じゅらいの賞賛の言葉が宙に浮き、B・フウカがようやく立ち上がったころ、やっと
他のメンバーが正気を取り戻し騒ぎ出した。

「にゃ?!本物の風花さんだにゃぁ!!!」

「風花さん、今までどこに?」

「といかく無事で良かったぁ!」

仲間たちに囲まれ、風花は微笑んだ。そしてポーズをキメる。

「夢より出でし風に舞い、仇なすバカは即・始末♪
  じゅらい亭に咲く一輪の花、ドラゴンウィザード・風花!不思議に登場よっ♪」

キラーン☆

『いいぞーっ風花ちゃん!』

風花の登場で、張り詰めていた空気が緩む。

「この結束力と雰囲気があれば、どんな困難も恐るるに足らず、ですね。そして、
  これこそが我々の最大の武器となるでしょう。」

矢神が言うと、このはも肯いて言った。

「シャドウ達は闇(ダークサイド)に生を受けた者です。おそらく彼らには、我々の
  『輪』が生む力を理解する事は出来ないでしょう。憐れなシャドウ達・・・。」

このはの表情が曇り、矢神が何か言おうとしたその時。

「おい、夢崎風花!」

叫ぶ声に、全員が振り向いた。B・フウカが仁王立ちになり、風花を睨み付けている。

「私は『B・フウカ』。夢崎風花、あなたのシャドウであり、あなたの上を行く者よ。
  あなたを倒してクリスタルを手に入れ、私が本物の『風花』として生を受けるのよ!」

『!?』

なぜか悲痛な表情で叫ぶB・フウカ。

「本物の私として・・・生を受ける?どういうこと?B・フウカ、あなたはこのクリスタル
  で何をしようというの?!」

風花がそう尋ねた時、B・フウカの横に新たな黒い影が浮かび上がった。

【・・・お前達には関係の無いことでござる・・・。B・フウカ、余計な事を言うな。】

「お前は、B・ジュライ!!!」

じゅらいが叫んだ。

『!!!』

漆黒の衣に身を包んだ、じゅらいと同じ顔の男。男から吹き出す暗黒の気を感じ、
フェリの毛が逆立つ。

【――ほほう、じゅらいか?生きていたとはな。拙者の『最高ガン』で塵になったと
  ばかり思っていたが・・・ふふふ。まぁ無事で何よりだ。ところで、自慢の看板娘は
  どこだ?拙者が可愛がって――】

「黙れ。」

【なんだと?】

「大事な店を壊しやがって・・・そのうえ看板娘にまで手を出そうとした、お前は許さん。」

【だから?】

「だから・・・光になれ。」

静かにじゅらいは言い、右手を天に向けた。

「ゴルディノックーーー!!!!!」

叫びとともに空中に銀の光があふれ、踊り、やがて凝縮して人の形の結晶となった。

「あにょはせよ〜♪」

『nocさん!』

「のっくん、さっそくで申し訳ないが、ハンマーコネクトでござる!」

「はーい、了解。」

その声と同時に、nocは空中で再びまばゆい光を放ちつつ変形し、2つに分離した。

その2つのうちの一つ、巨大な銀の「腕」がじゅらいの右腕をつつみ、その腕がもう
一つのパーツ・・・黄金に輝く巨大な「ハンマー」を握り締める!

『ゴルディオン・ハンマー!!!!!』

「いざ!」

【おのれ、遺産継承者どもめ・・・!】



1)B・ジュライは、B・フウカを抱えて逃げた。

2)B・フウカは、B・ジュライを抱えて逃げた。

3)B・ジュライは、カバンから花瓶さんを取り出し(笑)盾にしつつ逃げた。

4)B・ジュライ&B・フウカは、合体技(サクラ大戦風)で真っ向勝負に出た。

5)B・ジュライは、なぜか無抵抗で攻撃を受けた。


すみません(^^;)やってみたかったの・・・。






じゅらい亭トップページファンタジー旅行団空想図書室


管理者:yasuyuki@mx2.nisiq.net