即席版【じゅらい亭日記ファースト・コンタクト!】  1999.12.26(日)11:59 作者=冒険者×8



即席版【 じゅらい亭日記 ファースト・コンタクト! 】


※この即席版「じゅらい亭日記」は、地球時間の西暦1999年12月25日に行われた、冒険者8名による会合(通称:オフ会)の場で創作された作品です。
一人が数行ずつ好き勝手に書き進めるという「リレー小説」形式の作品で、それゆえに荒削りなのですが、それゆえに新鮮な面白さがある――と思われるものです(笑)
ちなみにこの作品は「未完」ですが、いつか完結させたいと思います。頼みます(謎)
<今回の著者(五十音順)
ありさん殿、花瓶殿、クレイン殿、このは殿、CDマンボ殿、WB殿、はれ殿、店主。
<サブ・タイトル「ファースト・コンタクト」
はれ殿のアイディア。今回の「じゅらい亭日記」で初登場となる、WB殿・はれ殿の存在を意識した良いタイトルですね。
<どの部分が、どの筆者か?
著者が代わるごとに、文末に筆者別の記号を記しておきますので、なんとなくチェックしておいてください(笑)

<記号
ありさん殿(あ)、花瓶殿(か)、クレイン殿(く)、このは殿(こ)、CDマンボ殿(す)、WB殿(だ)、はれ殿(は)、じゅらい(じゅ)

――以上の内容をちょいと心にとめて戴きまして――どうぞ本編をお読みくだされ♪(^^







≪ファースト・コンタクト!≫



「パリーン!」

 と、今日も素敵に花瓶は割れた。(じゅ)

 今日も今日とて「じゅらい亭」。割れた花瓶の破片を手際良く片付けているのは、風舞だ。(か)

「・・・ぎ〜〜〜〜〜・・・」

 破片にはさまれ、ありさんは45点のダメージ。(あ)

 カウンターに戻り、風舞は花瓶破裂事件の犯人を軽く睨みつける。(こ)

 それをさらりと流そうとしつつ、ひとすじの汗を浮かべているのは、ごく最近来た気のきかない執事だ――畑に落ちてきたのを拾ってきたらしい(ラピュタ風)。(は)

 時魚が、怪我した「ありさん」に器用に包帯を巻いている。まるで中国4000年の「米に絵を描く職人」のように素晴らしい技術だ。パチパチパチ(拍手)。(く)

「ぎー」

 包帯だらけの体のありさんが、執事(はれ)の肩に乗る。はれさんピンチ!(なのか?)(す)

「――脂の乗った、うまそーなアリですね・・・」

 そう囁きかけ、熱い吐息を「ありさん」に吹きかける「はれ」。彼に関するデータはあまりにも少ないため、常連達はみな密かに注目している。(じゅ)

「ぎっ!?」

 ありさんが、はれの言葉に悲鳴を上げる。「はれ」はしばらく「ありさん」を熱い眼差しで見ていたが、静かに店内業務に戻った。とりあえず、皆の脳裏には「好物=あり」と刻まれたが。

 「はれ」から離れた「あり」は、割れた花瓶(再生中)を見ている。(か)

 ・・・・・・。

 ・・・。

 ・・・あ、はさまれた。バカだね、おまえ。(あ)

「そういえば」

 大怪我した「あり」を懐にしまい(?)、かわりに一通の封筒を取り出す「はれ」。

「ご主人様から依頼を預かって参りました」(こ)
「アレースさんとヘリオスさん以来、新しい冒険者の採用がないので、明日までにこの方を迎えに行って欲しいのです。」

 中には、一枚の写真が・・・。(は)

「この写真は何でござるか?」

 写真には一組の男女が写っている。(す)

「JINNさんの両親ですか?」

 とーとつに誰かが言った。(だ)

「違いますよ」

 風舞のクールな一言が、ネタ振りを台無しにする(爆)

「その二人は確か・・・WBさんとCDマンボさんですよ」

「「「!?」」」

 その名前に、なぜか緊張する常連一同・・・。(じゅ)

「何か問題が?」

 周囲の雰囲気に少し緊張した「はれ」が問うと、店内は突然騒がしくなった。

「外人か!?」
「俺、英語できないですからね!」
「よし、必殺『ペラペーラ』だ!」

 常連の騒ぐ理由をおおむね理解した「はれ」は、静かに店をあとにした。(か)

「・・・思ったより、あぶらっこいですねぇ」

 はれは一人、つぶやいた。(あ)

 WBとCDマンボ。会話に出てきた二人は、最近じゅらい亭に顔を出しはじめた者で、名前はもちろん顔を知っている常連はかなり少ないようである。
 そのようなことを報告し、はれは指示を仰ぐように目の前の人物――主人に視線を向けた。(こ)

『・・・。』
「かしこまりました。一命にはかえませんが迎えに――」バキッ(S.E)
「一命にかえましても(私のではないが)迎えに行――」ボカッ(S.E)
「迎えに行ってまいります」
『・・・・。』(は)



「るんるんる〜♪」

 話題に上っている人物のうちの一人、CDマンボはというと、まさか自分が話題にされているなどとは思っていない。
 鼻歌を歌いながら、すみれの花を摘んでいる。

「花瓶さんにいけよー☆」

 小さすぎて生けられないだろソレ(自己ツッコミ)ていうか花瓶さんが割られていることをCDマンボは知る由も無い。

「うにぃぃ〜☆」

 彼女の発した奇声によって背後の木にリンゴの実がたわわになってしまったことにも気付かず、CDマンボはすみれ畑から立ち去った。(す)



 一方、こちらはWB。犬型のときに貰った「ほねっこ」を満足そうに眺めている。
 もちろん、周囲の人達から見ると「変なヒト」だ(笑)そんな周囲の視線に気付いたのか、慌ててブツ(笑)を懐にしまう。

「さて、散歩でもしてこようかなァ♪」

 そう言って、彼はセブンス・ムーンの外へ向けて歩き出した。(だ)



 ――じゅらい亭に視点を戻そう。
 『WBとCDマンボは、名前から察するに外人である』という結論を、5時間に渡る討議の結果導き出した常連達は、ヒマなのと、物珍しいのと、そろそろ年末で借金の取立てがありそーな気がするという三点の理由から、全員で(笑)迎えにと出かけた。
 その様子(じゅらい亭メンバー全員出撃?)を目撃した「セブンスムーン」市民はパニック状態に陥り(大げさ)、常連達が向かおうとする土地周辺の領主は、派兵したり逃げたり「ときメモ2」に没頭したりしたのだった(大混乱)。(じゅ)

 これも、彼ら常連の人徳(?)の成せる技であろう。



「む、発見。ちぃ」

 とりあえず迎えに行くという理由で物見遊山の領収書をきろうと考えていた「はれ」は、さっそくWBを見つけてしまい、舌打ちをした。

「見つけてしまったものは、しようがありませんね」

 まだ食事もしていなかったのに、と主人が聞いたらどうなるか分からないようなことを考えつつ、声をかけようとしたその時、はれの全身を震わすような悪寒が走った。
 まるでそれは、飢えた肉食獣に狙われているような・・・。(か)



 ――その時の「ありさん」は、どーにかして店の中にいた。どうやって戻ったかは別の話。(あ)



 それはさておき・・・(こ)

 

 (中略)



 めでたしめでたし(爆)







 ※オフ会の時間の関係から、未完となってしまいましたが、続けるつもりです。
 待て、次号!ってゆーか、収集つくのかなコレ(笑)


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