ゲンキの小説には分かりづらい部分が多いので、その最たる「魔族」の設定を載せさせて
頂く事にしました。 決して超7が書けないからじゃないのヨ。 (爆)
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『聖母』魔族
長たる大魔王を筆頭に、『五封装(カウトルスゼクト)』と呼ばれる五人の魔王将軍、
それぞれの部下たる数千の魔王軍団、各兵団が主戦力となって戦う。拠点としている世界
には非戦闘員や一般の者達も住んでいて、その暮らし振り等には人間種族との共通点が多
い。
かつて神群から離反した<世界>のシステムの一派であり、その<世界>自身である長
の実力は、神群上級神達と比較しても劣っていない。
<マリア=ウィンゲイト>
神群から配下と共に離反した元・神群上級神<世界>。上級神の時からの仲間であり、
先に離反していたエリオンの助けを借りて逃亡を続けるが、やがて戦う事を決意。魔王ジ
ーファインから魔王呪法と戦闘技術の全てを学び、それと自らの能力を併せる事によって
「進化形」魔王呪法を身につけた。
その後、彼女は「進化形」を使って追っ手との戦いの場となる世界を創造。激しい戦い
の末に全ての追っ手を打ち破り、自由を手にする。
<ゲルニカ=マリア>
マリア=ウィンゲイトによって造られた対神群用最終兵器。今ではレミ=マリアと呼ば
れる元は少女の姿をしていた魔族こそがそうだったと言われるが、真実は彼女に選ばれた
人間の赤子こそマリアが秘密裏に用意していた兵器だったのだという者もいる。
飄々とした調子者の感があるが、その実、マリア以上に自在に「進化形」魔王呪法を使
いこなし、敵とあれば容赦無く殺す冷血漢。レミ=マリアと精神と肉体を共有していて、
彼女の元の姿である「少女」の姿を借り、動く事もある。
今だ成長途上にある「魔法を創る天才」。
<レミ=マリア>
上記のゲルニカ=マリアとは性格が違うので、追記しておく。
こちらは冷酷で残虐な冷血者に見えるが、実際は気の短い強がりである。生み出された
時に入力された兵器魔族としてのプログラムに縛られ、暴走する事はあっても本人の意志
ではない。
<セクトファブリス老>
神群離反時以前からという最古参のマリア直属の配下。ゲルニカが長になった今は自ら
隠居を決め込んでいるが、裏では彼の命に従い、隠密行動を進めているらしい。
マリアとゲルニカ以外、誰一人その姿を見た者はおらず、あらゆる面で謎に包まれてい
る。
隠居した現在も『五封装』の一人であり、「賢魔王」の名で呼ばれる。
<エンディワズ=アート>
彼もセクトファブリスに近い古参ではあるが、神群離反時はマリアの配下ではなく、一
介の賢者だった。<天絶戦争>と呼ばれる戦いでの活躍と、その魔道技術が買われて魔王
となり、今では『五封装』の一員、「法魔王」である。
性格上、ゲルニカと対立する事が多く、お互い嫌い合っているが、レミの命令には忠誠
を尽くす男。
<ベイシック=オズハ>
エンディワズと同時期に魔王戴冠を受けたが、それ以前はどこにいたのか、軍人だった
のか、何故魔王になれたのかも知られていない。ある意味、セクトファブリスより謎に溢
れた男。が、その戦闘能力は凄まじく、ゲルニカ、ディベルカと並んで三大戦力に数えら
れている。
常に道化姿をしているのだが、その仕事ぶりは実直で丁寧。数多くの部下の信頼を得て
いて、『五封装』となってからは「空魔王」と尊敬の念を込めて呼ばれている。
<フィン=ディベルカ>
魔王将軍の中ではかなりの若手。先代ディベルカ=ラクトレスに「フィン」と女性のよ
うな名前を付けられた事にコンプレックスを持っていて、自らはディベルカ=デッドと名
乗る。気性の荒さから多くの者達に恐れられているが、その軍人気質は部下達にはウケが
良く、統率力には定評がある。
半分人間であるゲルニカに対して敵意を持っているようだが、かつては親友同士であっ
た。『五封装』になり更に彼とのケンカが増えてからは、「覇魔王」の名で畏怖され続け
ている。
<ミツルギ=ソードフェス>
最も若い魔王将軍であり、数少ない女将軍の一人。実行力、戦闘力、統率力。あらゆる
面で天才的な才覚を見せたため、全くの無名兵士の一人でありながら異例の抜擢を受け、
いきなり『五封装』の一人に取りたてられた。
半分人間だからと嫌う者の多いゲルニカに対し、彼女ほど心からの忠誠を誓っている者
はいない。
『五封装』としての呼び名は「将魔王」。
<カロラクシュカ=ネアチェルト>
フィン=ディベルカが『大戦』の最中に戦死したため、その後任の魔王将軍として選ば
れた女魔学者。学者とは言うものの、実は過去にも一度軍師としてベイシックの指揮する
精鋭軍<オズグレイス>で活躍していた事があり、その際に既に魔王戴冠は済ませていた。
魔道具を創り出す技術者としての腕も有能で、自分の部下達に怪しげな装備を身に付け
させている。
持ち前の美貌ゆえか、その雰囲気ゆえか、『五封装』になる前から「妖魔王」と呼ばれ
ている。
(以上はゲンキの隠し持ってる(爆)「魔族リスト」から抜粋しました)
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「『聖母』魔族の世界」
『聖母』の名を冠する魔族が住まう世界。
一つの次元としてはとても小さく、狭い。光の速さなら五秒で端から端まで行けるよ
うな空間に星が一つあって、その星が彼等の住居である。太陽も無いのに昼と夜があった
りするのは、流石に魔族の世界と言ったところだろう。
十八の都市が六つの大陸に点在していて、それら全てを治めているのが大魔王である。
一応『聖母』魔族以外の種族も住んでいて、魔族の数と比べると少数ではあるが、それ
でも全体を合わせると数百万の数になる。
基本的に自給自足を営む彼等ではあるが、異世界との交流(魔道法具の商売や召喚契約
によるお仕事等)も無いわけではない。特に上がそれほど厳しくないため、自由に世界間
を動き回ったりする者も多いようだ。
「魔族」と呼ばれる者達の中ではかなり付き合いやすく、かつ頼もしい友人としてこの
世界の住人は歓迎される傾向がある。
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<アガ・ライアタス>
地図上では西に位置する最大の大陸。<戦士の故郷>と呼ばれ、七つの都市が存在する。
『聖母』魔族だけでなく、異世界からの移民や旅人が数多くここに集まる。
多様な目的で造られた都市群があるため、『五封装』最高位の賢魔王セクトファブリス
老が統治している。
<ソクトロク>
<アガ>の中央やや西部に位置する商都。主に、他世界との交易に力を注いでいる。
異世界からの移民が最も多く住んでいる街で、それ故にイザコザも少なくないらしい。
六百二十万の人口を誇る大都市。
<ゲルナクロク>
<ソクトロク>に隣接して建造された大陸中央やや東部の軍事都市。世界中の精鋭が集
まる場所であり、彼等の切磋琢磨のための巨大な訓練場でもある。
常に都市内部では激しい訓練が続いているので、一般人は住んでいない。各都市で問題
が発生するなどの有事の際には、迅速に対応に回る守護者役も果たす。
全人口は約六十万。
<ガクタロク>
大陸最南端に位置する軍事都市。<ゲルナクロク>に行く実力の無い新兵の教習訓練場
であり、戦いで傷付いた者達のための療養の場にもなっている。
また、南方の大陸から来る船のために港も建設されているため、こちらには漁師や商人
などの一般人も数多く住んでいる。そのため、兵士の訓練施設は<ゲルナロク>以上に頑
強に造られているそうだ。
全人口は百九十万弱。
<アリトアロク>
大陸東部に広大な領域を広げる、芸術を志す者のための美術都市。先代大魔王マリア=
ウィンゲイトが、異世界からの移民達を迎えると決めた際に強く命じて興したと伝えられ
ている。そのため、ここだけは本来長であるゲルニカ=マリアの直接の管理下に置かれる
のだが、彼自身が「芸術は似合わない」と拒否。セクトファブリス老に管理を依託した。
この都市の領土内は四季によって様々に姿を変え、平地も山も海もあるため、農耕や漁
業も盛んに行われている。ある意味、<ソクトロク>以上に賑やかな都市と言える。
総人口は七十万ほど。
<パッドガロク>
魔法・科学の研究が盛んな大陸北東部の小都市。ただし領土こそ小さいが、そのほとん
どを占める天までそびえ立つ巨大な「搭」が住人達の住処となっているため、決して都市
の規模自体が小さいわけではない。
また、その技術力を応用して異世界からの「発着所」としても利用されている。別の世
界から来た者達が最初に目にするのが、この「搭」の最上部というわけだ。
本来の住人たる学者達は無論のこと、異界からの旅人目当ての商人や警護のための軍人
もいるため、全人口は百三十万となかなか多い。
<ハズナロク>
大陸南西部に位置する都市。温暖な気候と雨に恵まれていて、農耕や畜産が主流。魔族
の食料の四割がここで生産されている。
広大な領土のほとんどが農地や牧畜のために使われていて、それ故にか人口は五十七万
弱と少ない。
かつてセクトファブリス老が住んでいたと言われるが、本人を見た者がほとんどいない
ので真偽の程は分からない。
<セクトロク・アガ>
その名の通り、セクトファブリスのためにと先代大魔王が建造させた大陸南東部の都市。
が、そのセクトファブリスが「隠居」する際に大陸の一部ごと宇宙に持ち出し、そこに海
水が流れ込んで出来てしまった<ファブリス>湾に浮かぶ水上都市が、今はこう呼ばれて
いる。
住んでいるのは自由きままに世界中の海の上を行き来する海の一族<ミルナーガ>の者
達で、ちょうど旅の拠点が欲しかった所に<ファブリス>湾が出来て、喜んで住みついた
そうだ。人口に関しては世界中に住民達が散らばっているために不明。
ちなみに、宇宙に持ち出された方の都市は<セクトロク・ゼイ>と呼ばれ、そちらには
セクトファブリス老以外には誰も住んでおらず、動物と植物達の楽園と化している。
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<レイザック・ソド>
地図上では南西に位置する世界で四番目に大きい大陸。名前には<祈りの聖地>という
意味がある。
二つの都市が東西に分かれて存在する。両都市とも他の都市との交流は無く、割とこの
世界では珍しく閉鎖的な面を見せている。
治めているのは『五封装』中ではセクトファブリスに次ぐ位の法魔王エンディワズ=ア
ート。
<アゼルロク>
大陸東側の賢者都市。『聖母』魔族の「法」を司る賢者達が住んでいる。
彼等の仕事は「法」の管理と執行だが、本来の目的は「知と道の模索」。故に、暇さえ
あれば本を読んだり瞑想したりというのが彼等の日常。故に、ここは世界中で最も平和な
都市と言われているが、賢者以外の新たな住民というのはあまり歓迎されない。
彼等の最大の悩みは、すぐに「法」をねじ曲げてしまう性格のゲルニカが彼等の長とな
った事である。
人口は三十八万七千強。
<フォルトロク>
大陸西側の信仰都市。元来宗教の存在しない(しようがない)『聖母』魔族の世界にあ
って、ただ一つ「祈り」の対象を見出した者達の集まる場所。
彼等の信仰の対象は「王」──つまり、大魔王を頂点とした魔王軍を神のように崇め奉
っている。が、『聖母』魔族自身は魔王達を尊敬こそすれ信仰の対象に見たりはしないの
で、この都市の住人のほとんどは異世界から流れ着いた移民である。
彼等は信仰対象の魔族を見習ったのか、常に自給自足を心がけ、故に商人に頼った交易
のような事は全くしようとしない。そのせいで閉鎖的な社会となってしまっているのだが、
住民達自身は自分達も元々流浪の民だという自覚からか、外から来た人間にも気分良く接
し、異なる文化や思想にも柔軟な理解力をもって応じる。
人口は百三十四万と、異世界からの移民の総人口の何割かを占めている。
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<ヘルガルグ・クドゥ>
地図上では北東に位置する広大な大陸。かつて、マリア=ウィンゲイトとその一族が神
群から離反してこの世界に逃げ込んだ時、この大陸で追撃者達を撃退した事から、この名
に<天絶の血路>という意味がある。
八割近くを険しい岩山と砂漠に支配されていて、世界で三番目という広大さを誇りなが
らも都市は二つだけである。
治めているのは『五封装』三位の空魔王ベイシック=オズハ。
<ベイシクスロク>
統治者ベイシック自身の名を冠する大陸中央の、高山都市。低い所で標高八千メートル、
高いところだと一万七千メートルを誇る。
住んでいるのは異世界からの侵入に対して常に警戒を続けるベイシック直属の精鋭軍団
<オズグレイス>と、その家族達がほとんどだが、高山特有の植物や動物を買い求めに来
る商人達も少なくない。人口は六十九万強。
<フラネイスロク>
強大な「癒し」の力を有する、大陸唯一の湖<エルナリート>湖を中心に興された都市。
<ベイシクスロク>のある<ヘルガルグ>山の麓にあり、お互いは魔法で動くロープウェ
イのような動力船によって繋がれている。
湖の水は万病を癒す薬だが、今はほとんどの病気が普通の薬や魔法で治せるため、この
水の効果目当てで訪れる者は少ない。
だが、この水は同じく<フラネイスロク>でしか栽培されていない「ファル」という果
物の果汁と混ぜ合わせると、えも言われぬ美味となり、更にはそれを低温の場所で何年も
寝かせてやる事により「エルナリート=ファル」という最高の良酒が出来あがるのだ。
この二つの飲料は年間の生産量こそ少ないが、買い求めようとする者は後を絶たず、商
人達は街の者達が何年も暮らしていけるような金額でこれを買い取って行く。
総人口は二百十二万。
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<サントラシュ・ヴェキ>
地図上では中央に位置する世界で二番目に大きい輪のような形をした大陸。名前の意味
は、<陽だまりの庭園>。東西南北全てに向いた広大な大地には、他の大陸には類を見な
い程の種々様々な動植物が生息しており、その種類は数百万種以上を数えるという。
自然地域での活動及び訓練を旨とした軍事都市や、他大陸から更に地図上中央に位置す
る大陸<ソル・クデルト>への物資の輸送を目的とした沿岸都市、更には非軍人達の暮ら
す民間都市も存在するため、統治者は『五封装』四位であり、大魔王から手腕を高く評価
された軍の最高位でもある将魔王ミツルギ=ソードフェス女将軍である。
<アークアロク>
大陸北部から西部にかけて細長くのびている軍事都市。大陸の自然保護等の自然地域で
の活動や、その訓練を行うための拠点となっている。有事の際の野戦訓練も並行して行わ
れる。
ここで鍛えられた兵士達は、それぞれ他の大陸の自然保護にも回される。通称は<ロー
クトレシュカ>──<梟(フクロウ)>と呼ばれる。
一般人が全く住み着いていないため、人口は兵士の分だけ。七十万弱と言ったところで
ある。
<ポーニアサンタファロク>
大陸西部から南部を通り、東部へと続く細長い沿岸都市。
最中央大陸<ソル・クデルト>への物資輸送のための港が数多く設置され、絶えず船が
行き来している。この地から更に<ソル・クデルト>へと渡る船の船乗り達は、それぞれ
が最高の腕を買われ雇われている。よって、<ソル・クデルト>行きの船に乗るのは、船
乗りにとっては最高の名誉の一つとされている。
そのため、この街では時折採用試験が行われるのだが、受かるのは大抵海の民<ミルナ
ーガ>ばかりだと言う。
物資の運搬経路の中継地点というだけの色合いが濃く、人口は十三万程度である。
<ネイスガロク>
大陸東部のほとんどを占める民間都市。非軍人などの戦闘能力を持たぬ者達が主に住ん
でいる。そして、そのほとんどが軍の兵士達の家族である。
貿易も訓練も研究もしておらず、これと言って何の特徴の無さそうな街だが、子供等の
ための教育施設が豊富な事だけは特筆に値する。他の都市にもこれらは存在するが、一都
市に数百もの施設があるのは、ここだけだ。そのため、毎年良い所で教育を受けさせよう
と、他都市からの見学が後を絶たない。
尚、この場所に非軍人を置いた理由は、いざという時に大魔王以下魔王軍によって直接
守護するためだと言う。
人口は七百八十万と全都市中最大。
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<ヴァルアリス・フワ>
ほんの少し昔までは地図上の南東部に位置していた大陸だが、ゲルニカ=マリアの魔法
実験の失敗により、空を漂う浮遊大陸とってしまった世界で五番目に大きい大陸。
が、元々船を使って行き来しなければいけないような都市も無い上、自給自足も可能な
事から、空間を飛び越えられる魔族達は特に気にする事も無く、つつがなく暮らしている。
統治しているのは、『五封装』五位の妖魔王カロラクシュカ=ネアチェルト。彼女の前
は、同じく『五封装』だった今は亡き覇魔王フィン=ディベルカが統治していた……。
<レダンイロク>
大陸北東に位置する遺跡都市。遺跡と言っても、マリア=ウィンゲイトと共にこの世界
に降り立った魔族達のほとんどはまだ生きているため、新たに生まれた若き魔族や、彼等
よりも歳若い種族にそう呼ばれている。
遺跡のほとんどは新開発の魔法や魔法具の実験場として過去に使われていたもので、今
でもここには先代大魔王マリアの張った強大な結界が残されている。
魔法具を作る技術師達が数多くこの街に残っているため魔王戴冠のための王冠や儀式の
道具などは今もここで作られている。
人口は六十万人強。
<フィンダロク>
大陸南東に位置する聖霊都市。名前が先代統治者フィン=ディベルカから来ているよう
に、生前の彼はここで暮らしていた。聖霊都市と言われる所以は、ここが異世と繋がりや
すく、そのために何度も侵略者や神群との戦いが繰り広げられ、その度に死んで行った者
達が街のあちこちに建つ碑の下に弔われているからだ。
フィン=ディベルカは、軍を率いて戦う将軍として、常に彼等の死を見つめていたかっ
たのだと、街の者達は噂している。
総人口は百八十万。
<ラクシュロク>
大陸西部に広大な領域を持つ娯楽都市。名前の通り、こちらはカロラクシュカのために
と最近興された都市。
人間の世界のカジノや劇場等を元にした娯楽施設がどこを見ても建っている賑やかな街。
娯楽の少ない『聖母』魔族達の遊び場となっている。最近では、空間転移能力を持たない
移民達のために、転移装置まで街中に設置された。
人口は三百八十万弱。
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<ソル・クデルト>
もっとも位の高い者達が住まうの最小の大陸。<世界の中心>という意味の言葉なのだ
が、別にここを中心にこの世界がクルクル回っているわけではない。長たるマリア=ウィ
ンゲイト(現時点ではゲルニカが長だが)のシステムが<世界>だったために、こういう
名がついた。
大陸というよりは島レベルの大きさだが、環境は申し分ないほど快適である。
<エルドマリア>
<ソル・クデルト>の最北に位置する王宮のある王都。人口は三百人ばかりの、寂しい
街。王宮に入れるのは「魔王」級以上の大魔族だけで、ここに住んでるのはその家族や従
者や部下だけである。
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と、超・暴走編の大魔王ゲンキが率いる『聖母』魔族の設定はこんな感じです。
一応、現時点で登場した魔族だけですが……。
これ以上はあんまり出ないと思うし。 (爆)
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