注:あんまり深く考えないほうが、お楽しみ頂けるかと存じます(笑)
じゅらい達が、彼らの故郷の世界から乗ってきた3隻の「船」。その主機関である
適当に読み流して、雰囲気だけつかんでくださいね。SFは雰囲気よ。
【舞台】
星暦7010年・使徒迎撃機動要塞都市「セブンスムーン」
【使徒(第一使徒)】
星暦7001年に、突如、地球を襲った謎の彗星型巨大生命体。この来襲により、
地球は壊滅的なダメージを受けた。物理攻撃を無効化するフィールドを持つ。
殲滅は不可能と思われたが、ある特殊な船の主機関のエネルギーを使徒内部で開放
する事により、対消滅させることに成功。
【使徒迎撃機動要塞都市「セブンスムーン」】
再来を予測されている使徒に対抗するため、世界中に建造中である12の機動都市
「アルカディアムーン級」七番艦。人口約250万人。ほぼ円形に広がる都市で、
外円部・住宅エリア「アースセブン」と、内円部・機動エリア「ラピュタセブン」
に分かれている。面積はご想像にお任せします(笑)直径数十キロはあると思う。
元々は、アルカディアムーンの一番艦は、はじめはシェルターとして建造されてい
たらしい。
特徴:飛ぶ(笑)深海から宇宙空間まで、どこへでも行けます。ただし鈍い…(^^;
「アルカディアムーン級」の各都市は、地球連合の出資により、独立した機関とし
て機能している。「都市国家」的な雰囲気が強いかな。
それぞれの都市で、独自の対抗手段を研究中である。技術提携は密に行なわれてい
るが、何を主力と考えるかは都市によって大きく異なっている。これは、使徒に関
するデータが少なく、有効な対抗手段の見極めが困難であるためである。この分野
では、7001年に襲来した第一使徒を殲滅した部隊を擁する「セブンスムーン」
がリードしており、最近では使徒の「防御壁」を突破する手段が発見が大きな功績
である。その「手段」のキーワードは【カヴィ】と【S2フィールド】。
【冒険者の店「じゅらい亭」】
特務機関「夜明けの騎士団」の表の顔。「ラピュタセブン」の内部は、ほとんどが
「じゅらい亭」の本体(船)と施設で占められているらしい。
常連メンバーの大半が「異世界人」や、「高位霊体」で構成されており、「もしか
したら、ヤツらが使徒なんじゃないか?(笑)」と噂されてしまうほどのトンデモ
なさを誇っている。味方にするのも恐いけど、敵にまわすともっと恐いと評判?
「セブンスムーン」でも、他の都市と同じく対使徒兵器(例:テレ砲台シリーズ、
対使徒装甲機「モーターナイト」等)の開発を進めているが、特に力を注いでいる
のが、戦士個人の特殊能力を増幅・連携させて運用する方法の研究である。
時魚博士やJINN博士等をはじめ、異世界人「藤原眠兎」、異世界人「クレイン
・スターシーカー」などの科学文明の出身者らの、【(当時の)主力兵器である、
「機動装甲兵」等の持つ「霊的エネルギー発生能力」は、汎用性に優れている反面
能力の特化が困難で、使徒に対しての「決定力」に欠ける】という主張を受けて、
実験的に、極端に能力を特化した少数精鋭部隊の設立を計画した事が、その後の
セブンスムーンの兵器開発の方向性も変えたのだった。
各国政府は「毒をもって毒を制す」(おいおい)という考えの元、セブンスムーン
内の特務機関として「夜明けの騎士団」の設立を承認した。
じゅらい亭メンバーからの異世界の知識の公開により、対使徒兵器・施設等の開発
ペースが飛躍的に早まった。例として、JINN博士・時魚博士による「機動装甲
兵」の未来形ともいうべき超高霊力兵器【対使徒・装甲機「モーターナイト」】の
開発と、その技術の公開などが挙げられる。
【じゅらい亭常連メンバーズ】
超「はちゃめちゃ」な暴走集団(笑)
この情報の海、空想世界のクロッシング・ポイントで出会った、「じゅらい亭」の
大切な仲間たちの総称。この【カヴィンゲリオン】の物語中では、若干、設定が異
なって登場するが、きっとやっぱりはちゃめちゃ。
【「じゅらい亭」店主:じゅらい】
謎の異世界人。公式クラス(職業)は【星導士(トゥエルハーツ)】。いつのころ
からか、この世界で活動している男性。現在確認されているだけで、3隻の巨大な
「宇宙船」と思われる船を所有し、彼と同じ「星導士」であるらしい数人の仲間と
行動を共にしていた。
(以下の【星導士】の解説は、読まなくていいです(^^; 一応、本編にかかわって
くるんですが、知らなくても全然問題ないですから(切腹))
ちなみに【星導士】とは、じゅらいの簡単な説明によれば【ある一つの「恒星」と
霊的に契約し、その星の力を体内に宿し、発現させる者】の総称だそうだ。その力
は契約した星の個性・属性に由来し、その器である契約者の素質により、発揮でき
る力量が決まる。契約する星を人間が選ぶ事はできず、「偶然」が決定すると言わ
れる。←「星」の側がヒトを選ぶ。人間の側も、契約を拒否することは出来る。
星導士としての能力(つまり契約)は、後天的に得るものである。じゅらいの出身
世界では、全ての人類が日常生活のなかの儀式として、子供時代の任意の時期に、
「星詠み」と呼ばれる修行を行なう。その際に、その者となんらかの星霊が契約を
結ぶこととなるらしい。
彼らの故郷の世界でも「恒星霊」と契約を結ぶ事になった「星導士」の存在は稀で
あり、多くの場合は太陽系にある「惑星」(多くは月や地球そのもの)と契約する
こととなる。それら惑星の力は、日常生活のレベルで利用されているものらしい。
「恒星霊」は明確な「意思」を持っており、星導士の行動に納得や共感ができない
場合は力を貸さないばかりか、最悪の場合は契約と共に命を絶たれる可能性さえあ
る。なお、その契約される恒星は「生きている」ことが原則である。だが、特異な
例として、過去に数例、超新星爆発した(つまり、寿命が尽きた)瞬間の恒星と、
契約した星導士の存在が確認されている。この場合、「星導士」と契約した恒星の
間にリンクは無く、「その星そのもの」を体内に宿すこととなる。まさに爆発的な
力では有るが、使った力はもう復活することが無い「電池」状態である上に、制御
も難しく、自滅する場合がほとんどのようだ。また、力を使いきった場合は、星導
士の存在事体が、魂のレベルで燃え尽きると言われている。
「超新星の星導士」の霊波動は空間を歪め、周囲の霊を焼き尽くしかねないため、
普段は厳重な封印や結界で、自分自身を封じる必要がある。
【 天使「夜明(よあけ)」「夜風(よかぜ)」「月夜(つくよ)」】
たちを「天使」と呼称した。「星詠み機関」は、機械化された「星導士」とも言え
る存在であり、その核はまさに「恒星」である。その機関の中でも、特に強力な物
に、しばしばこういった「天使」が生まれるのだ。
彼女達は、本体である【星詠み機関】はもちろんのこと、その「星詠み機関」が積
みこまれた「船」や「都市」等の機能のすべてを操ることが可能と言われている。
また、自由に実体を持ち、行動する事さえもできる。その人格は、宿した「星」の
ものであり、非常に個性的であるらしい。
天使が降臨した【星詠み機関】は、その天使の自由意思で稼動するため、天使が宿
ったために、製作者の当初の目的に使えなくなった星詠み機関もあることだろう。
ヘソを曲げられたらお手上げだもんねぇ(笑)
【夜明】:「ルシファー・バンディリオン号」に舞い降りた天使
【夜風】:「フォルチュナー・ブルー号」に舞い降りた天使
【月夜】:「ディア・ルーナリアン号」に舞い降りた天使
【テレ砲台(テレホーダイ)シリーズ】
じゅらい亭の世界で有名(笑)な、なんだかスゴイ大砲。星を貫く高エネルギーの
放出はもちろん、優しいタッチで、猫やチョコレートまで発射できちゃう便利な砲
台。基本的に、夜11時〜朝8時が稼動可能時間帯である。
エネルギー源はNTT[NEO TRI-TERRA](嘘)型霊波動エンジン。【サテライトバ
スターテレ砲台】等の特化型も多数存在している。7010年現在、各都市の主砲
として稼動中。
セブンスムーンで開発中の「キャスターロード(唱える王)型テレ砲台」は、一番
から数十番までの、効果が異なる特殊砲弾が用意されており、実験段階でその使徒
に対する威力は保証されているらしい。さらに、「星焔(スターフレイム)型テレ
砲台」なるものが開発されているとかいないとか。召喚神を撃ち込むのだろうか?
【対使徒装甲機 モーターナイト・シリーズ】
セブンスムーンのJINN博士が主機関やフレームを、時魚博士が制御系と力場発
生機を開発し、各国騎士団が発展させた有人の人型兵器の総称。平均的な頭頂高は
17m。基本的に2基の霊子反応エンジンを主機とする。武装は様々。微弱ながら
使徒の特殊霊波動攻撃に抵抗しうる唯一の力場【S2フィールド】を展開できる。
【S2】とは【StarSanctuary】の略。
使徒に対しては、フィールド内部に侵入し、直接攻撃を加えることが有効であると
考えられているため、こういった白兵戦用の兵器の開発に力が注がれるのは当然の
ことであった。
「モーターナイト」の開発前の主力であった「機動装甲兵」の操縦方法が、完全に
パイロットによる「手動コントロール」であったのに対し、「モーターナイト」の
操縦は、「ナイトライダー」と呼ばれる戦士(騎士)が、「ケルビム」と呼ばれる
制御精霊の能力によってモーターナイトとシンクロして脳波で行なう。
「ケルビム」は実体を持つ人工の精霊で、様々な形態を持つ。ナイトライダーにな
るためにはまず、その機体の「ケルビム」にマスターとして認められなければなら
ない。なお、その決定要素は機密事項である。
モーターナイト・シリーズで有名な機種は、セブンスムーンに実験配備されている
魔法能力特化型【JINN-7009 エンジェ・ラン】と、掟破りのテレ砲台射出型・
強襲機【弾丸NOC】の2機種である(汗)両機共に、想定された使用環境が過酷
であるため、ナイトライダーは人間以外が務めている。←あえて誰とは…(笑)
なお、使徒に「歌」を聞かせてどうこうしようという特殊部隊【サウンドバーズ】
の結成も噂されている。おそらく、ナイトライダーは吟遊詩人などが務めるのであ
ろう…。←あえて誰とは…(しつこい)
【 使徒不可侵領域「S2フィールド(StarSanctuaryField)」】
使徒の持つ特殊な力の場に酷似したフィールド。強力無比なバリアーとして利用さ
れている。S2理論を提唱したのはジュライ博士(7003年)。波形パターンの
変形により、反発・共鳴などの反応が見られる。
フィールドの発生には、【カヴィ】と呼ばれる「原初星霊結晶」の触媒が必要であ
る。なお、純粋な【カヴィ結晶】の発見は、ジュライ博士による一例が報告されて
いるのみである。
「モーターナイト」の発生できるS2フィールドは、擬似S2フィールドであり、
擬似星霊結晶体により展開される。その連続展開時間は約3時間。断続的に展開す
ることにより、多少展開時間の延長を期待できる。限界を超えると「擬似カヴィ」
は消滅する。
世界の全てのモーターナイトには、将来の可能性にかけて、ジュライ博士の要請に
より、現時点では全く機能できない「共鳴機関」が搭載されている。これは、理論
的には、いつか完全な【カヴィ結晶】による完全な【S2フィールド】の発生が、
1箇所ででも実現されれば、フィールドの共鳴作用によって、全ての「擬似S2フ
ィールド」は、完全な「S2フィールド」へと転換されると証明されているためで
ある。騎士たちの生命線とも言える、この「完全なS2フィールド展開」の早期の
実現が求められている。
【新陶器カヴィンゲリオン第壱話】