【じゅらい亭RPG】

−RPG的リレー冒険小説(3)−

進め!空想世界迷走暴走借金冒険者軍団!






(3)で行きますか・・・ 投稿者:Landa  投稿日:04月21日(火)12時49分19秒

とその時、ルネアの声が辺りに響いた!
「そこまでよ!」
その凛として声に皆の視線がルネアに集まる。ルネアに隣には、
燈爽が付き従う様に立っている。
「燈爽ちゃん、例の大技行くわよ!」
ルネアの言葉に燈爽は頷く。
「あぅ、わかりましたぁ」
二人の力が高まっていくのが、目にみえて分かる。その力を見た白夜は
驚愕する。
「ま、まさか・・・あの技なのか!?」
その声が静かに響く・・・
ルネアと燈爽は大きく構え・・・そしてその白夜が驚愕する技を発動させた。
『奥義・夢オチ!』
「そ、そんな・・・これは全て夢?・・・夢なのか?」
・
・・
・・・
「ふぁぁ〜、今日も朝から清々しいな」
小鳥の囀る声を窓の外に聞きながらじゅらいはベッドから身を起こす。
「う〜ん、今日は何だか凄い夢を見てた様な気がするなぁ」
カーテンを開き、朝日を体全体で受け止めながらじゅらいは今日の夢に回想する。
「マスター、朝ご飯が出来てますよ〜」
階下から風舞の声がじゅらいの耳に響く。
「あぁ、今行く〜」

1)このまま夢オチで終わっていい分けない!白夜は奥義を破る!
2)現実世界で新たな問題が!
3)じゅらいは新しく始まっていた「JJJ」のビデオ予約を忘れていた
4)実は今日はじゅらい亭がテレビ出演する日だった
5)↑のじゅらい達は、ルネアと燈爽が演じたドラマだった

消した方がいいかもね(爆)


(1)&(5)かな?(複合ネタあり?) 投稿者:改造魔JINN  投稿日:05月01日(金)07時19分58秒

 「じゃかぁしゃぁ!こんあほんだらぁ!」
あまりの馬鹿らしさに、一瞬真っ白になっていた白夜が我に帰るなり怒鳴った。
しかも、何処の方言だかわからないようなセリフを吐きながら。
それと同時に目の前の人形劇用のセットを吹き飛ばす。
 「あ〜〜ん、やっぱりばれてしまいましたぁ〜」
 「ちっ、行けると思ったのに・・・」
最大奥義(?)をいともたやすく破られてしまった燈爽とルネアは一目散に逃げ出した。
その手にはいつのまに作ったのかじゅらいと風舞と小鳥の人形がはまっていた。
 「待てやコラ!いてこましたるぞワレ!」
その後ろをガラの悪いセリフを浴びせながら白夜は追いかけて行った。
きゃあきゃあ逃げ回るルネアと燈爽、青筋立ててそれを追い掛け回す白夜。
3人(2人と1天使)のやり取りを見ていた人たちは皆あんぐりと口を開ける他なかった。
 「我が妹ながら・・・」
 「我が使い魔ながら・・・」
『情けない』
焔帝とレジェの嘆きには悲しい物があったと言う。
今までのハードな戦いと打って変わって今だけは何か「のほほ〜ん」としていた。

 「いたいにゃぁ〜」
弱々しくフェリが言う。ある程度は回復しているようだが。
 「・・・・・・・・・・・はっ、こんな事している場合じゃ」
慌てて回復魔法を紡ぎ出す風花に続くように皆が我に帰る。
 「拙者達はここで・・・・・」
 「えっと、何してたんだっけ?」
考え込む一同、その中には追いかけっこをしていたはずの白夜までもが入っていた。
・・・・・・・・・・!!
 「そうだ、戦闘中だった!」
クレインの一言で両者戦闘態勢に入る・・・・・が、
 「なんか、緊迫感が・・・・・」
冷たい北風が吹く中矢神はつぶやいていた。
 「ご主人様ぁ〜、やっぱりするんでしょうか〜?」
ヴィシュヌの問いかけにクレインは答えられなかった。

1) 気を取り直して戦闘続行!白夜は俺達が懲らしめてやるぜ!
2) やる気も失せたしここは退却!作戦を練り直して再戦だ!
3) お互いに何か共感するものができて和解!借金について語り合おう!
4) なぜか夜明が現れた!その微笑みの奥に潜むものは!
5) 北極海名物「暴走ペンギン集団」が現れた!奴等の出現に大ピンチ!

私はシリアス&ハードなものが書けないのね。
堕からってこういう展開って・・・・・?


(4)で行かせてもらいますっ♪ 投稿者:クレイン  投稿日:05月11日(月)16時07分17秒

 「なんか、緊迫感が・・・・・」

冷たい北風が吹く中矢神はつぶやいていた。

 「ご主人様ぁ〜、やっぱりするんでしょうか〜?」

ヴィシュヌの問いかけにクレインは答えられなかった。

ひゅぅぅぅぅぅぅるるるるるるる〜…。

冷たく、サムい風が白夜とじゅ亭常連ズの間に流れる。こ、このままでは…と誰もが思っ
たその瞬間。

『みなさん…。』

天上の調べの様に優しく、清らかな澄んだ声が辺りに響き渡る。白夜と常連ズの間にやわ
らかな光の渦が出現する。そしてその光の中から現れたのは…一人の天使だった。

『夜明さん!』

皆が口を揃えて彼女の名前を呼ぶ。彼女は常連達の方を見て優しく微笑むと、すぐ白夜の
へ向き直った。

「フン、夜明か…。一体何しに来たんだい?」
『もう止めなさい、白夜…。いつまでこんな事を続けるつもりですか?』

夜明の声が優しく響き渡る。しかし、白夜の耳には夜明の声は聞こえていても、その気持
ちまではまったく届いてはいない。

「止めろ?君にそんな事を言う権利があるのかい?君達、つまり僕以外の”7天使”が、
あの時なにをしたか…覚えていないわけじゃないだろう?」

その言葉に夜明の顔が悲しげに曇る。そんな夜明の様子を見て「フフン」と鼻で笑い、白
夜は話を続けた。

「なんだい?まさか今更後悔してるとか言うつもりじゃないだろうね。君達はあの時、
”神”の命令に背いた僕を【白のクリスタル】に封印した。そして…!」

言葉を続けるに連れて白夜の表情−−−顔の半分を覆っているプロテクターの所為で両目
しか見えていない−−−が、狂気を帯びて行くのが分かる。常連達はその目を見て、心の
底から脅えた。

「そして、彼女を……殺した。」

白夜の声は静かだった。しかし、その声には凄まじいの怒りと悲しみが込められていた。

『……………。』
「安心していいよ、夜明。”神”とは一体どういう存在なのか?そして運命とは?その答
えを彼等にこれから教えてやる。……そして、その次が君達”7天使”の番だ。」

そう言って白夜は常連達を顎で示した。夜明は深い悲しみをたたえた瞳を白夜に向けてい
る。そして、ゆっくりと言葉を紡ぎだした。

『白夜…かわいそうな人。”主の心”が分からないのね…。』
「わかりたくもないさ!!!”神の心”など!!!!」

夜明の言葉に激昂する白夜。そして、そのまま戦いの構えを取る。

「”神の心”なんてどうだっていい!僕は…”僕の心”のままに行動する。まずは…君達
だ。僕が定めた”運命”のままに…死ね。」

突きつけるような言葉と伴に、常連達に襲い掛かろうとする白夜。

しかしその時!


−−−−−−−−−−続く。


続きの選択肢っ♪

1)幻希が叫んだ。「ふっざけんじゃねぇっ!!!」
2)風花が叫んだ。「いいかげんにしてください!」
3)夜明が叫んだ。『聞いて、白夜!あの時…』
4)フェリが叫んだ。「痛いにゃぁ!お前の話が長いから傷口が開いたにゃぁ!!」(爆)


わはは(^^;;また勝手に設定つけちゃいました(苦笑)
うわー、それにしてもシリアスですね〜。最初のサムい空気は一体何処へ…?? 
フェリさんの選択肢くらいじゃまるっきり焼け石に水ですね(^^;;
それにしても俺って…つくづくギャグの書けない人ですねぇ(泣)
JINNさんとは正反対だ(笑)

書き込みの時にはいつも思ふ。この先の展開は俺の予想通り進むのだろうか?って(笑)


(4)で行かせてもらいます・・・ 投稿者:Landa  投稿日:07月21日(火)13時10分01秒

「痛いにゃぁ!お前の話が長いから傷口が開いたにゃぁ!!」
とフェリが叫んだ・・・。それと同時にフェリの背後に巨大な艦影が映し出される。
それは、あたりを闇に包ませるほどの巨大さで、フェリの上空に浮いている。そう、それはTA−21「フェリシア・ツカイ」
「ばかばかばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁにゃ!」
フェリの精神に感応し、TA−21のインパルス砲が光を放つ。
爆音と閃光があたりを包み、敵も味方もその中に巻き込まれる。
ゴォォォォォォォォォォォ!!

全てのものが制止した時、フェリシア使いは一人だった。
辺りは極普通の森・・・いや、城の中に居たわけだからごく普通の
森な分けがない・・・。
「にゃ?誰も居ないのかにゃ?」
と辺りを見回しても見知った人物の姿は無し。
「ここはいったいどこだにゃ?」
答えがないとわかっていながらもフェリはそれを口にする。
が驚くことにそれに応答があった。
(ここは白夜の精神の中・・・偽りの記憶の中です)
「にゃ!?誰にゃ?」
辺りを見回すが前と変わらず、人の姿はない。
(私は夕凪・・・・七天使の一人・・・仙祈と同じ様に今は貴方の力をかりています)
「にゃ・・・みんなはどうしたにゃ?」
夕凪の言葉は直接フェリの耳に届いているので周りから見ればそれは滑稽な漫才にみえるかもしれないが
フェリ自身はいたって真面目である。
(皆さんは・・・この記憶のどこかに居ます・・・もちろん他の七天使も・・・)
と静かな答えが返ってきた。
「偽りの記憶ってのは何にゃ?」
(白夜の記憶は全て偽りのものです・・・誰が何の目的でそんなことをしたのはか分かりませんが・・・)
「にゃ?・・・彼女を殺したって・・・言ってたのは?」
(もちろん、それも間違えです。白夜の最愛の人・・・翠流は生きています。)
「翠流・・・・さんかにゃ?どこにいるにゃ?」
(彼女も七天使の一人ですから、この世界にいるはずです・・・)
「にゃ・・・彼女を探せばいいのかにゃ?」
(それは・・・・)
とその時!

1) 精神の中と言えば・・・・矢神さん!登場!!
2) 白夜の偽りの記憶の断片が映し出される
3) TA‐21が落ちてくる(もち潰される(爆))
4) 猫娘といえばこのはさん(ごめん)!登場!

駄目なら消しちゃってください(^^;


【1】やがみん登場でGO!(前編) 投稿者:じゅらい  投稿日:07月23日(木)16時08分12秒

>(白夜の記憶は全て偽りのものです・・・誰が何の目的でそんなことをしたのか
>は分かりませんが・・・)
>「にゃ?・・・彼女を殺したって・・・言ってたのは?」
>(もちろん、それも間違えです。白夜の最愛の人・・・翠流は生きています。)
>「翠流・・・・さんかにゃ?どこにいるにゃ?」
>(彼女も七天使の一人ですから、この世界にいるはずです・・・)
>「にゃ・・・彼女を探せばいいのかにゃ?」
>(それは・・・・)
>とその時!


「はい、ずんばらりんっと。」

【ザンヤ○マの剣】で精神の壁を切り裂き、マインドダイバー矢神が現われた。

「にゃぁ、矢神さんだにゃ!」
「お邪魔します(笑)」
「‘外’はどうなってるにゃ?」
「インパルス砲で黒焦げです(笑)」
「に゛ゃっ!?(TT)」
「…というのは冗談で(笑)どうやら物理世界では時間が止まっていますね。
あの城はどうやら思念の塊だったようで、インパルス砲のエネルギーにより、
いろいろと歪みが生じたようです。みなさん、精神だけになって大騒ぎして
いますよ(笑)白夜の精神世界は、やたらと【歪められて】いて脱出は難し
いようですから。」
「で、どうやってフェリを見つけたにゃ?」
「・・・【剣】が私を導いたのですよ(笑)」

そう言って、身分の手の中の【ザ○ヤルマの剣】を見つめる矢神。どうやら
こんな経験は・・・「剣が意思を示す」という経験は初めてらしく、その笑
いにも力が無い。彼も戸惑っているようだ。

すると、じっと矢神を・・・彼が持つその剣を見つめていた天使【夕凪】が、
戸惑い震える声で囁いた。

『それは・・・【導きの星杖】・・・主よ・・・これもあなたの「願い」な
のですか・・・?』

「にゃ?導きの正常?システム・オールグリーンだにゃ」
「いやいや、フェリさん。ちゃんと【字】を見てください(笑)「星杖」で
すよ」

意味不明なボケを放つフェリに、矢神が「精神世界では発言を‘文字’とし
理解できる」ことを教える。

「ふむ、どうやらこの剣が勝利の鍵のようですね・・・どう運用するのかは
存じませんが(笑)」
「にゃ、夕凪さん、教えて欲しいにゃぁ。ザンヤルマの○って、何にゃ?」
「フェリさん、その文字を伏せるのは意味が無いですよ(笑)」
「申し訳無いにゃぁ(笑)(じゅらいのヤツ、ギャグに走っていないで早く
と話を進めろにゃぁ)」
「夕凪さん、ですか。私も教えていただきたいです。この剣は、本当は何な
のですか?なぜこの剣は、私を導いたのですか?・・・神の「願い」とは?」

その質問を受け、夕凪は語り出す・・・。ゆっくりと、彼女の思考を紐解く
ように。

『・・・私の記憶には封印が施されています。白夜の偽りの記憶を壊さぬよ
うに・・・。でも、白夜の記憶が偽りであるという事実についての記憶だけ
は封印されなかった・・・。まるで、白夜の閉じられた記憶にたいする「鍵」
を与えられたかのよう・・・。』

『あなたの剣・・・それはヒトが高位霊界へ至るための「鍵」の一つ・・・。
そしておそらくは、もっと他の使命をもって生まれた祭器である、と私は思
います。そのコトに気付いたの、今ですけど・・・。』

『も、もしかしたら・・・主は・・・白夜の歪められた記憶の封印と開放を、
共に願われているのでは・・・?でもそれは・・・そんなはずは・・・・・』

最後に、ほとんど聞き取れないような小さい声になる。それを、矢神とフェリ
は耳をそばだてて聞いた。

(後編へつづく)

あっはっは、どーなるんだぁぁぁぁぁ(切腹)


【1】やがみんでGO!(後編) 投稿者:じゅらい  投稿日:07月23日(木)16時10分30秒


最後に、ほとんど聞き取れないような小さい声になる。それを、矢神とフェリ
は耳をそばだてて聞いた。

『天使【翠流】は【ガイアを支える者】・・・。永久の使命と孤独を負った、
最初の母・・・。そして【白夜】は【開放者】の暗示を持つという・・・。』

「・・・ふむ。」
「・・・にゃ。」

深く考え込む矢神とフェリ。
あ、フェリは知恵熱上昇中!頭から煙が出ています!(笑)「慣れない事は
するもんじゃないにゃぁ(照)」

矢神が、フェリの焦げ臭さを気にすることなく思考の海に潜っていると・・・
「ふわっ」と夕凪が矢神の目の前に降り立った。

そして、矢神の剣を持つ手をとり、瞳を閉じて言った。

『開けてください、12のせつなさの扉・・・』
「そ、それはセンチ・・・(笑)」
『間違えました。』
「・・・(話が進みませんねぇ(笑)>じゅらい)」
『・・・矢神さん、あなたと、あなたのお仲間のお力をお借りします。精神
リンクで、皆の心を一つに・・・!』
『何が起こるのか分からない・・・でも私はやってみたい・・・運命を超え
てみたい・・・』
「まだ全然理解できませんが、協力しましょう(笑)」
「にゃ!」

『ありがとう。・・・いざ。』

夕凪が、矢神と共にザンヤ○マの剣を振るう!

すると、その記憶の世界に幾億もの鐘の音が響き渡り、不安定な記憶のパズ
ルが崩壊した!

「・・・!!!!!」
「にゃぁっっっ!!」

一瞬だが、矢神とフェリは、断片的で・・・そして超新星の輝きよりも強い
イメージを見た。



何かに縛られた美しい天使・・・そしてその天使の前で涙を流す白夜。

何かに捕らわれ引き離される白夜・・・そして最後に白夜を優しく抱いて、
その耳に何かを囁く美しい天使。

・・・その名は【翠流】。

白夜の「主」と「正義」への疑問・悔しさ・怒り・・・そして、今まで自分
が信じていたものとは違う、新しい「愛」のイメージ・・・それは、美しい
天使への想い。

光と闇。

それはあまりに純粋で・・・・・・純粋さのために封印された。



エネルギーの奔流に押し流され、意識を失う寸前に、矢神は夕凪のつぶやき
を聞いた。

『・・・これははじまりへの旅立ち・・・それとも終局への・・・?』



(1)翠流のトコロへ行くぞ!!!!!(後は野となれ山となれ!?)

(2)「神」があらわれ、事情を説明してくれる。(わしも辛いんじゃよ)

(3)7天使が「神」にはむかう!?(やめろ、墜ちるぞ!!!)

(4)そして後日談。(切腹・・・でもこういう語り方も好き)


(1)で、ごーごーっ♪(前編) 投稿者:クレイン  投稿日:09月25日(金)15時55分08秒

「う〜ん……一体どうなったの?」
「確かフェリさんがTA−21を呼んで、インパルス砲が……??」
「なにか〜……すご〜くキレいな天使さんを見ましたよ〜?」
「さっきのイメージ…あれはなんだったのでしょうかぁ?」
「一人は白夜みてぇだったな。もう一人の女の天使の方は…わからねぇ。」
「にゃぁ〜、みんなもあれを見たのかにゃ〜??(くるくるくる〜)」
「それにしても…う〜みゅ、なんとなく2ヶ月以上気絶していたような?」
「……ゲンキ殿、それは言わない約束でござるよ(^^;;」
「ともあれ、どうやらみなさん戻ってこれたようですね(笑)」

  口々にたった今夢の中で見た映像について呟きながら、みんなが目を覚ます。
  
  そこには……何も無かった。

  そう、文字通り”何も無かった”のである。

  白銀の氷の世界、北極と言えども、普通は氷山が突き出ていたり、雪が積もって
いたり、氷でデコボコしていたりするはずなのだ。しかし、彼らの周囲はかなり広
範囲に渡ってまるで磨き上げた鏡かスケートリンクの様に完全にまったいらになっ
ていた。
  白夜の姿は見当たらなかった。先程のインパルス砲の一撃で彼が倒されたとは到
底思えなかったが、周りは見渡す限り平坦な氷の平原。隠れるところなどありはし
ないし、また白夜の気配は完全にこのエリアから消えてなくなっていた。
  理由は分からないが、とにかく白夜は夜想城(ノクターナ)と共にいずこかへ消
えさってしまっていた。この平らな部分は、恐らく夜想城の跡地なのだろう。

「にゃ゚っ!?(つるりっ!)」

  みんなが座り込んだまま周りを見回してぼけーっとしていると、突然悲鳴(?)
があがった。キョロキョロしながらなんとなく立ち上がったフェリが、あまりの氷
の滑らかさに肉球を滑らせてすっ転んだのだ。すぐにもう一度立ち上がろうともが
くが、どうしても立ち上がれなかった。

「にゃ゚にゃ゚にゃ゚にゃ゚にゃ゚にゃ゚にゃ゚にゃ゚にゃ゚〜(じたばたじたばた)」
『ぷっ♪』

  みんな、そのコミカルなしぐさに思わず吹き出した。白夜との恐ろしいまで激し
い戦闘から取り敢えず開放されたという安堵感も手伝って、じゅ亭メンバー達は転
がりながら笑い続けた。彼らの笑い声は、北極の高く高く、透明な空に響き渡った。


ああ…何やらおかしな展開…すみませんすみません(TT)>ALL


(1)でごーごーっ♪(後編) 投稿者:クレイン  投稿日:09月25日(金)15時58分30秒



  ひとしきり笑った後。もがき続けていたフェリも結局目を回して座り込んでしま
っていた。常連達もいつのまにか丸く環状になって氷の上に座っていた(単に立ち
上がってフェリの二の舞を演じるのがいやだった、という説もある(笑))。

  そんな中、矢神が徐に口を開く。

「…みなさん。先程私達が気絶していた間に見たイメージ…覚えてますか?(笑)」

  みんな、矢神の言葉にコクッと頷く。両手を縛られた囚われの美しい天使。そ
の前から涙を流しながら引き離される白夜。彼女と彼の想い。光と闇。

  そして…封印。

「そう、今まで私達が白夜や他の7天使――仙祈、夜明さん――から聞かされてき
た情報は誤った物でした(笑) つまり……」

  矢神は先程夕凪から聞いた話を皆に説明する。息を呑んで聞き入る常連達。まさ
か、そんな事だったとは……!!
  矢神の話が終わってからも、一行はしばらく押し黙ったままだった。やがて、幻
希があからさまな怒りの感情と共に吐き捨てるように呟いた。

「これだから”神”ってやつぁ……なんでもかんでも押さえつけりゃぁいいっても
んじゃねぇんだよ……!!」
「……天使は互いに愛し合ったりしちゃいけないのかな? 全ての者を平等に扱わ
ないといけないから? ……そんなの、哀しすぎるよ……」

  風花も目に涙を浮べながら呟いた。二人のこのセリフが、この場にいる全ての者
達の気持ちを代弁していた。また、沈黙が流れた。それは、引き裂かれた二人の天
使に対する、深い哀しみに満ちた沈黙だった。

「……行きましょう、【翠流】の所へ!」

  沈黙を破って、クレインが元気良く言った。その横でレジェンドと焔帝が大きく
頷く。

「そうですね、クレインさん。他の7天使の記憶が封印されてる以上、白夜の暴走
を本当の意味で止められるのは天使【翠流】さんだけでしょう。」
「そうそう、それでこんな重苦しい戦いは早いとこ切り上げて、借金返済の旅を続
けましょうや、みなさん。」

  他の常連達も口々に頷く。翠流に会って、出来れば白夜の記憶を蘇らせてあげた
い。本当に哀しい事が会った時に、歪んでしまうのは人間も天使も同じなのだ。そ
して、けっして歪められてしまった者だけが悪いわけではない、という事も。
  癒されるべきなのだ。白夜も、翠流も。それから他の7天使達も。
  
  ――本当の意味で。”封印”という虚構では無く。

「…決まったでござるな! では、【ガイアを支える者】・天使【翠流】の所へ出
発でござるっ!!」
『おうっ!!』

  店主の言葉に力強く答える常連達。方針は決まった。「天使を倒す」という目的
は、「天使を救う」という目的に変化した。……この方が前よりずっとずっと、命
を懸ける価値があるだろう。




―――――――――― 続く。


さぁ、選択肢ですっ♪

1.さぁ行くぞ! がしかし。立ち上がった途端にみんなして『つるっ!』『にゃ゚にゃ゚
にゃ゚にゃ゚…(じたばた)』(なわけあるかい(爆))

2.ゲンキ「白夜さんの居城が北極だったんですから、翠流さんはきっと南極にいま
すよ♪」→(どかばきぐしゃっ)「ひあぁぁぁぁぁぁぁぁあああああっ!?(滅)」

3.翠流は一体どこにっ!? 悩む常連ズの前に7天使の1人が現れ、彼女のところ
へ導いてくれる。(誰が現れるかは未定(爆))

4.血気はやる常連ズの前に突如として現出する”神”。
≪翠流の所へ行く事はゆるさん……≫

5.7天使全員集合!(夜明・仙祈・夕凪・○○・○○)全員の力と導きの杖である
ザン○ルマの剣の力を結集させて、常連ズを異空間にある翠流が囚われている場所、
「ガイアを支える処」へと送り込んだ!


さぁ、久々に書き込みましたよっ!!(^^)
話を進めてみました〜(^^;; かなり停滞してたからね、だいぶ方向がついたんじゃ
ないかな、と思うんですけど…どうでしょう?

みんなっ、がんばって一緒に続き書こうねっ!!!!(^^)b

ゴメン、もしかして面白くない??(^^;;<今回>ALL


はいどうもこのはデス。 投稿者:このは  投稿日:01月04日(月)06時29分12秒

えー、大変長らくお待たせいたしました。
じゅらい亭RPG第一部最終回をお送りいたします。

で、ですが。
異常に長かったので(46kbくらい)、自分のHPにHTMLにしてあげちゃいました。
理由は、この掲示板の文字制限がキビシかったからです。あのままここに載せようとしたら、下手
したら次のページに行かないと最初から読めない、とかいう事態に陥りそうだったもので(笑)
ご了承くださいませ。

では、お楽しみ……いただけたらいいなぁ……。ちなみに、選択肢は(5)っぽいです。




さあ、怒涛の最終話へ突入せよ!!!!!

■ GO!GO!!GO!!!■



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