| じ ゅ ら い 亭 日 記 |
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| 投稿者> Landa | |
| 投稿日> 11月06日(木)11時40分44秒 | |
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| 投稿日> 11月07日(金)09時42分57秒 | |
「ゲルツの娘?」 と、このは。 「そうです。それで私の父が悪事をしている様に聞いていらっしゃる かもしれませんが、それは違います!」 な、何だいきなり。まぁ、自分の家族を悪く言う人なんてそうは いないだろうけど。 「でも、ゲルツって悪人ぽい名前だな。」 とレジェ。た、確かにそうだが…それを言っちゃぁ。 「違うとは?」 と陽滝。悪を許せない彼女は物事の現状を理解しようとすぐさま 質問をする。つまり、レジェの素朴な疑問は無視された分けだ。 「それはですね、どうやら魔術師協会の第二の権力者である アルスがどうやら、私の父を操っているらしいのです。」 と簡潔に現状を述べる。 「なるほど。だからゲルツをやっつけてその後にアルスもやっつ ければいいのね!」 と陽滝。なんで、そうなる? 「違います!本当に父は操られてるだけなんです!どうか、 父を助けてください。」 と涙ながら(?)にうったえるシャルム。きっと、彼女の心には、 この五人に関する不信感が生まれたことだろう。 「で、具体的にはどうすればいいんだ?」 とウクレレ。 「アルスとやらを倒せばそれであんたの父親は元に戻るのか?」 おぉ、まともな質問だ。確かにアルスを倒したらゲルツが元に戻る という保障はないな。 「そ、それは…わかりません。でも、もし戻らなければ…せめてこの 私の手で・・・。」 と五人を見据える。 「・・・そこまで思いつめることないにゃ♪きっと元に戻るにゃ。」 シャルムを気遣ってフェリが励ます。 「そうよ、もしも時は私が貴方のお父さんを含めて全ての悪を倒して あげるから。」 こらこら。 「ここは景気づけに一曲うたいましょう。」 とこのは。 「いいねぇ〜♪」 「まった――。」 と陽滝が止めるが、 「シンメトリカルぅ〜。」 「ドッキング!」 『コノハ・ウクレレ十三世!』 時すでに遅し…彼らは既に合体を果たしていた。 「俺の歌を聞けぇ!」 これで時間をかなり浪費したのは言うまでもないことだろう。 |
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| 投稿日> 11月07日(金)09時45分17秒 | |
ここは、冒険者の店『じゅらい亭』。 「燈爽ちゃん、洗濯すんだ?」 と風舞が中庭で洗濯物を干している燈爽に声をかける。 「あぅ、一応すみましたぁ。」 最後の洗濯物を干した燈爽はかごを抱えて風舞に応える。 「じゃぁ、休憩にしましょ、燈爽ちゃんはオレンジジュースでよかった わよね?」 「あぅ。お願いしますぅ。」 と、うなずく燈爽。 「あれ?風舞?燈爽ちゃんも休憩なりか?」 とじゅらいが店の中から出てくる。 「あれ、マスター?『どこまでもドア』の取り外しはすんだんですか?」 と風舞がじゅらいに声をかける。 じゅらいは裏口に付けた『どこまでもドア』の取り外しをしていたのだ。 「うん。ちゃんと外して、表の扉に付けて来たなりよ♪」 ・・・それでいいのか?そうか、だからこの間、じゅらい亭は閉まってたのか(大嘘)! (じゅらい注:この日記が書かれた当時、「じゅらい亭」のサーバーがダウンしていたのです) 「マスター!ちゃんと直して来てください!」 と怒る風舞。その通りだな。 「は〜い。行ってくるでござるよ。」 と怒られたじゅらいはまた、お店の中に入って行く。 「行ってらっしゃいませぇ、じゅらい様。浮気しちゃ駄目ですよぉ。」 「わかってるなりよ。」 と答えてじゅらいはお店の中に入る。 ちなみにこれは幻希が『滅火』を連発し、コノハ・ウクレレ13世が 歌を歌いまくってた時のじゅらい亭の物語である。 |
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| 投稿日> 11月10日(月)10時01分40秒 | |
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| 投稿日> 11月11日(火)13時08分53秒 | |
「じゃ、門を開けましょうか?」 とこのはが門に手をかける。まぁ通行用の小さい門なので簡単に開く。 そして、門の中は… 「これってなんつーか・・。」 「いわゆる、詐欺?」 ウクレレとレジェ。 「いえ、でも矢神さんは最後に何か言おうとしてらっしゃいましたよ。 きっと、このことだったんですよ。」 とシャルム。 「確かににゃ…嘘ではないが真実だけでもない・・と言うことかにゃ?」 「その様ね。」 とフェリと陽滝。 「って、落ち着いてる場合じゃないですよ!どうするんです?」 と、このはは門の中に溢れんばかりに集まっている魔物を指して言う。 そうしてる間にも魔物は魔物はどんどんこっちに近づいて来ている。 「どうするって戦うしなないじゃない!」 と陽滝。 「レジェたちの力じゃこれだけの魔物と対等に戦えないよ。」 「俺達が合体してもいいが“遅く見えて早いアニメ”と違って“早く 見えて遅い”からな、合体に少なくとも一分はかかるぞ。」 とウクレレ。 「その間にやられちゃいますね。」 とこのは。 「・・・って落ち着いてる場合じゃないってさっき自分で言っといて、 なに落ち着いてるんですか!敵が来ましたよ。」 とシャルムが構えを取る。 「いくにゃ!猫パンチ!」 「たぁ、奥義 夢幻張りせん乱舞!」 「じゃかじゃか〜♪」 「風の波紋(ウインプル)!」 「食らえ!正義の鉄剣!」 「どなどなどな〜♪」 各々好き勝手な攻撃を開始する。だが、やはり数が多すぎるのか、 次第に角へと追いつめられて行く六人。 「やばいなぁ。合体する時間があれば・・。」 「レジェもフュージョンする時間があれば…。」 とウクレレとレジェがつぶやく。 「・・・次・・・一斉に来る!」 と陽滝が魔物をみすえる。確かに一斉に飛び掛かってきそうな感じだ。 「どうする!やるしかないのか!」 とウクレレが覚悟を決める。 グワワワァァ〜! と陽滝の予想どおりに一斉に魔物が飛び掛かって来た。 「うわ〜、来ないでぇ!」 とレジェが叫ぶ。 ガン! 鈍い音が響く。そしてなぜか、魔物の攻撃が来ない。 「あにょはせよ〜みなさん。」 と何処からか声が響く。 「あぁ、nocさんにゃ♪」 輝くボディが塀の上に見える。 『こんにちわ!』(挨拶省略) 「【割れるバリアー】を張ったので今の内に合体するのです。」 とnoc。 「了解。ファイナル・レジェ。承認お願いします、陽滝さん。」 「了解、ファイナル・フュージョン承認!プログラムドライブ〜!」 と陽滝の承認を得てレジェはファイヤー・レジェからレジェレジェガー に変形するのだ。 「ファイナル・フュージョン!レジェレジェガー!!」 とレジェレジェガーゆっくりと地面に降り立った。 「行くぞ!このは、シンメトリカル〜!」 「はい、ウクレレさん。ドッキングぅ〜!」 お馴染みの使いまわしのCGを使い、ドッキングをする二人。 『コノハ・ウクレレ13世、ダ・ゼ!』 とコノハ・ウクレレも降り立つ。 「よし、フェリも変身だにゃ!紅流星じゃ、ちょっと不安だからここは、 召喚!『TA−21フェリシア・ツカイ』!」 んな馬鹿な!そんなのじゃ力の均衡が崩れちゃうよ! 「よし、みんな行くよ!」 と唯一そのままの陽滝は先頭をきって魔物に向かっていく。 ゴン! 「いったぁ〜!」 と何かに頭をぶつける陽滝。そして、頭を手で押さえながら振り かえる。 「まだ、バリアーがきえてませんよ。」 先に言ってやれよ、noc。 「じゃ、バリアーを消しますね。シャルムさんは私に任せて頑張って ください。」 とnocが言うと同時にバリアーが消える。 「今度こそ、行くよ!」 と、陽滝が先頭を行く。しかし、さっきまでバリアーのあった辺りで 多少スピードがおちたのは見間違いではないはずだ。 五人がそれぞれ魔物を倒しに行った後、nocはシャルムに言った。 「私のマスターになりません?今ならもれなく後ろから裏切ってさし あげますよ。」 もちろんこの申し出をシャルムは丁重に断ったとのことだ。 次回 そろそろ第1話終了? | |
| こんなんでいいのか?(よくない!) |
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| 投稿日> 11月28日(金)01時31分58秒 | |
「どうやら、あらかた片付いたようですね。」 と、このはが言った。魔術士協会の在った辺りは、破壊の限りを尽くされほとんど荒野になっている。 「しかし、よくやったものね。」 と辺りを見回す、陽滝。彼らの力を好き勝手に使ったせいでこうなったのであるが・・・。 「そういえば、シャルムの父親、ゲルツはどこなんだ。もしかして、建物ごと・・・。」 とウクレレ。 「いえ、大丈夫です。父は地下の部屋に幽閉されているはずですから。」 「なるほど、なら安心だ。」 「でも、もし父が建物の二階にでも幽閉されてたらどうしたんですか?」 とシャルム。 「もちろん、今と変わらない!(きっぱり)」 「・・・・・・・・・。」 きっと、シャルムは怨んだだろうな・・・こいつらに依頼した奴を。 「それじゃ、行こうにゃ♪」 とフェリが歩き出す。しかし、nocは、 「私はマスターを見つけるために旅に出ます。では、さようなら。」 『さよーなら♪』 とnocと別れを済ませた六人は地下へと向かった。 −あっと言う間に地下室− 「ここだな、ここに副会長がいるんだな。」 とレジェが扉のノブに手をかける。 「そうです、そしてさらに奥の部屋に私の父が幽閉されてるのです。」 「ついにクライマックスですね。」 「ワクワクするにゃ♪」 「じゃ、開けるよ。」 とレジェは扉を開く。 『こ、これは――。』 |
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| 投稿日> 11月28日(金)01時26分31秒 | |
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| 投稿日> 11月28日(金)01時17分44秒 | |
「よかったね、シャルムちゃん、お父さんが無事で。」 と、じゅらいがシャルムに声をかける。ここは「じゅらい亭」。 あの事件からすでに三日が過ぎている。 「はい、本当に!」 父親を殺されそうだった彼女は妙に力を入れて応える。 「それにしても最後はあっさり過ぎましたねぇ。中に入ってみれば、 倒れてきた本棚の下敷きになってすでに副会長は気を失っていたん ですよねぇ。」 と掃除をしながら燈爽。 「そうです、でもよかったです、あんな所で闘われたら父の身に何が あるか分かりませんから。」 と苦笑してシャルムが応える。 「それにしても、どうして本棚が倒れてたのかしら?」 と風舞。 「きっと、上で魔物と闘った時に凄いことになってましたから、その 時だと思います。」 とシャルム。それはハズレだ。実際は幻希が最初に放った『滅火』で すでに本棚は倒れ、副会長は下敷きになってたのだ。 「まぁ、何はともあれよかったですね。」 と風舞がシャルムに言う。 「はい。本当にありがとうございました。」 こうして、シャルムはみんなにお礼を言いじゅらい亭を後にした。 ――その日の夜―― 「そういえば、今回の収入って何ファンタだったんですか?」 閉店の後に風舞がじゅらいに聞く。 「あぁ、今回の収入か。差し引き1万ファンタぐらいかなぁ、今回も かなり壊したみたいだし。」 (しかし実際には、今回の仕事はボランティアであり、1万ファンタ はじゅらいの懐から出ているのであった・・・) 「じゅらい亭」常連達の借金返済はまだまだ続くようである。 〜 fin 〜 |
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