じゅらい亭日記セカンド

じゅらい亭日記セカンド 第三話「今そこに有る死期!!」
投稿者> Landa
投稿日> 03月22日(日)13時04分28秒


前回までのあらすじ
それは本当に平凡なある日に起こった…じゅらい亭で掃除をしていた風舞(か
ざまい)と燈爽(ひそう)が、じゅらい亭にある動かない掛け時計が動いてい
るのを発見した…。そう、何百年も凍った時が今、動き出したのだ!その掛け
時計が動き出すことが意味すること、それは伝説の虫『ゼファール』の復活…。
すぐにじゅらい亭では対策会議が開かれる。そしてその伝説の虫に対抗する方
法…こちらも伝説の武器で対抗(シンプル イズ ベスト♪)を思い付いた弦
楽器と燈爽…その前に突如現われたB・風花…なぜ彼女がここに居るのか?
彼女の真意は一体!?そして、ある決意を胸に秘めた風舞の行動は!?
(OP開始:Bland-New-Heart(ガガガバージョン))

第三話『今そこにある死期!!』

「私の愛馬は狂暴です…」(BGM:剣の舞…でもどうぞ)
奇跡が起こり、隕石が目前と迫った極限状態…ゲンキは思わずそんなことを口
走った。
「何、トチ狂ってるんだ!」
すぐさま幻希の突っ込み(滅火)がゲンキに入る。
「そんな痴話喧嘩をしてる場合じゃないですよ(笑)」
そんな二人を矢神が優しく諭す。そうしてる間にも隕石が近づいて来ているの
だ。
「う〜ん、もう一度サテライトバスターテレ砲台を発射出来ないんですか?」
とじゅらいが広瀬に聞く。確かに奇跡なんてそう何度も起こるものじゃないし…
「残念ながら無理です、生け贄(弾)がいらっしゃらないですから」
と広瀬は首を横に振る。その答えにじゅらいの目が怪しく輝く!
「その口調から行くと生け贄(弾)さえ有ればテレ砲台は撃てるんですね?」
「…えっ、ええ…エネルギーの方は有りますから」
何だか分からない凄みの有るじゅらいの質問に、少し引きながらも広瀬は肯く。
「そうかぁ…(クルッ)」
広瀬の答えを聞いたじゅらいはすぐに後ろに居る常連達の方を振り向く。
「ど、どうしたんですか?」
とじゅらいの表情におびえたゲンキが、どもりながらも質問する。その語尾も
どこか震えている様だ。
「ちっ、逃げたか…」
一通り常連を流して見たじゅらいはそう呟く、どうやら目的の人物が居ないら
しい。
「一体誰を探してるんです(笑)?」
「nocさん♪」
相変わらずにこやかにじゅらいに質問する矢神…即答するじゅらい。
「そう言えばいらっしゃいませんね〜」
とこのはも辺りを見回す。
「そうなるとテレ砲台発射は無理ですか…」
と風花が残念そうに呟く。とその時再びじゅらいの目が輝く!!
「そう言えば…」

(画面:ルネアの祈る様な表情の横顔アップを背景に構えをとる焔帝のイラスト表示)
CM突入
人物A:「今日、紹介の商品は、今世紀最大の傑作です♪」
人物B:「ほぉ、それは凄い、一体どんな商品なんですか?」
人物A:「これです!」
人物B:「あれ〜、これってただのバンダナじゃないですかぁ、これのどこが傑作
    なんですか?」
人物A:「まぁ、ちょっと説明を聞いてください♪」
人物B:「えぇ、聞かせてもらいましょう」
人物A:「実はこれ…中にマイクロチップが組み込まれるんです!」
人物B:「マイクロチップ?」
人物A:「そうです、幻覚を見せるチップなんですよ。借金が無くなったって幻覚
    ですけど」
人物B:「へぇ、そうなら借金をした人がさらに借金をするのが恐くて大暴れ
    出来ない人とかにいいですね♪」
人物A:「そうですね、しかもこれ…何とじゅらい亭のマスターじゅらいさんの
    バンダナと同じデザインなんです!!」
人物B:「おぉ!それはじゅらいファンには是非とも欲しいですね」
人物A:「この商品!0システム((借金)ゼロシステム)、じゅらいさんの
    バンダナと同じデザイン!限定一つです。お値段は200ファンタ!
    送料は別途頂きます。欲しい方は…」
プルルルルルル〜、プルルルルルル〜
人物A:「はい。あっ、わかりました。お買い上げありがとうございます」
人物B:「電話ですか、どうしました?」
人物A:「この商品はただいまを以って売り切れました、みなさんどうも
    ありがとーございます」
CM終了
(画面:巨大な猫缶から顔を出すフェリのイラスト表示)
その時再びじゅらいの目が怪しく輝く!!
「そう言えば…」
『そう言えば?』
じゅらいの言葉を繰り返す常連達。
「フェリ氏は経験者でしたねぇ〜テレ砲台…」
とにっこりとフェリに向かって、じゅらいが微笑む。
「にゃ!にゃんだにゃ!」
怯えて後ずさるフェリ。そのフェリを取り囲むみんな。
「経験者優遇ですね(笑)」
「フェリさん、貴方の勇気は無駄にしないよ」
「銅像をたてますからね」
こうしてサテライトバスターテレ砲台の第二射の準備が整った。しかしこうしてる
間にも『隕石』が近づいていた。
「間に合うか!」
そう叫びじゅらいが発射のボタンを押そうとしたその時!!
ドゴォン!!
『隕石』が砕け散った、そして中から―――


第三話『今そこに有る死期!!』−完−


次回 「勇者?誕生!」

じゅらい:「駄目だ、風舞!」
このは:「そんなことをしたら貴方の命が!?」
風舞:「私の命でみんなの命が助かるなら…」
じゅらい:「ばか!そんなことを!?」

幻希:「焔帝…お前…まさか!?」
焔帝:「彼女の精神を切り離します、その時に彼女を助けてあげてください」
ゲンキ:「それをしたら焔帝さんの力でも…」
焔帝:「無理はしませんよ(フッ)」

矢神:「まさか、アレの復活を表太郎が…」
弦楽器:「デマドの遺産…その登場と何か関係が!?」
矢神:「デマドの遺産はアレを倒すために創られたものだと聞いてます」
弦楽器:「するとやはり…」
???:「少年よ、これを渡しておこう」
矢神:「お、表太郎!?…はっ、こ、これは!?」

なおこの次回予告はフィクションです、本気にしないでください。
では、あれば次回「勇者?誕生!」
借金は減るのか?


URL> かなり無理が・・・(爆)

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